報道発表資料

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1997年12月18日

第1回国際土壌・地下水環境ワークショップの開催について

環境庁は、平成10年1月20日、21日の両日にわたり、東京都、(社)土壌環境センターと協力して第1回国際土壌・地下水環境ワークショップを東京都庁の大会議場において開催する。本ワークショップは、土壌、地下水の重要性について認識を深めるとともに土壌、地下水汚染に係る問題の解決を図ること等を目的とするものである。
 本ワークショップは、土壌・地下水問題に関わる国内外の行政官、研究者、企業の関係者等が一堂に会する日本で最初の会議であり、来年度以後も継続して行うことを予定している。
 中央環境審議会水質部会長の村岡浩爾(こうじ)氏(大阪大学工学部教授)による基調講演「土壌・地下水環境のあり方(仮題)」が行われる他、コバリック氏(米国環境保護庁)、ホルトカンプ氏(オランダ・住宅・国土計画・環境省)等の出席が予定されている。
 さらに、今年度は特別企画として「健全な水循環の確保に向けて」と題し、榧根勇(かやねいさむ)氏愛知大学教授(筑波大学名誉教授)による基調講演「地球温暖化と地下水(仮題)」などが行われる。
 本ワークショップは公開で開催され、参加は無料。定員は550名。
(参加申し込み)
〒108 東京都港区芝4-4-5三田KMビル5階
(社)土壌環境センター
TEL:03-3452-2593、FAX:03-3452-2832 
第1回国際土壌・地下水環境ワークショップ
(開催計画)
1.趣旨

 土壌・地下水保全対策について、環境庁、地方自治体及び(社)土壌環境センターが協力して、国内のみならず国際的な情報交換及び発信を行うことにより、汚染防止技術や浄化対策技術の促進等を図り、土壌・地下水の保全を推進する。
 また、アジア開発途上国における土壌・地下水保全対策の推進にも貢献しようとするものである。

2.開催日

  1998年1月20日(火)~21日(水)、2日間

3.開催場所

  東京都第1本庁舎5階 大会議場

4.運営組織
(1) 主催
 環境庁、東京都、(社)土壌環境センター
(2) 実行委員会
委 員 長 環境庁水質保全局長
副委員長 東京都水質保全部長
(社)土壌環境センター会長
委  員
環境庁/ 土壌農薬課長、地下水・地盤環境室長
東京都/ 水質規制課長、土壌汚染対策担当課長
(社)土壌環境センター/ 調査企画部長、業務部長
有識者/ 国立環境研究所・中杉部長、和歌山大・平田教授、筑波大・田瀬助教授、千葉大・唐助教授、工業技術院物質工学研究所・宮本研究員
(3) 協力団体
 環境事業団(本ワークショップへの運営資金の助成)
(4) 後援団体(検討中)
5.スピーカー、パネリスト
   USA  2人  、  アジア  2人
   カナダ  1人  、  日本   6人
   EU   4人(ドイツ×2、オランダ×2)
6.会議日程(詳細は別紙)
 午  前午  後
1月20日(火)   9:00~ 受付・登録
 10:00~12:00
{1}開会挨拶
{2}基調講演
「土壌・地下水環境保全の在り方」
 13:00~17:00
「各国の土壌・地下水環境汚染対策の取組について」
{1}講演
{2}パネル発表と討議
1月21日(水)   9:00~12:30
「土壌・地下水環境汚染対策に係わる技術の選択について」
{1}講演
{2}パネル発表と討議
 13:30~16:30
{1}「土壌・地下水環境における健全な水循環について」
・パネル発表と討議
{2}閉会の挨拶
7.参加申し込み
  〒108 東京都港区芝4-4-5三田KMビル5階
  (社)土壌環境センター
  TEL:03-3452-2593、FAX:03-3452-2832
(別紙)

           主な議題(予定)

(1)

基調講演:土壌・地下水環境保全の在り方

  1. 日 本:中央環境審議会・水質部会長
  2. E U:ヨーロッパ環境保護庁
  3. USA:米国環境保護庁
(2)

各国の土壌・地下水環境汚染対策の取り組みについて

  1. カナダ環境庁における取り組み
  2. 米国環境保護庁における取り組み
  3. オランダ環境省における取り組み
  4. ドイツ環境省における取り組み
  5. タイ環境庁における取り組み
  6. インドネシア環境庁における取り組み
  7. 日本環境庁における取り組み(土壌農薬課長)
(3)

土壌・地下水環境汚染対策に係わる技術の選択について

  1. 日本における技術選択の実状について 
  2. 米国における技術選択の実状について 
  3. オランダにおける技術選択の実状について
(4)

土壌・地下水環境における健全な水循環について

  1. 日本・環境庁 地下水・地盤環境室長
  2. 東京都(日本地下水学会長)
  3. 熊本県
  4. ドイツ・FZK
  5. 米国環境保護庁
連絡先
環境庁水質保全局企画課地下水・地盤環境室
室 長 :安藤 茂   (内線6670)
 補 佐 :油本 幸夫 (内線6672)
 担 当 :中島 宣雅 (内線6675)

環境庁水質保全局土壌農薬課
課 長 :西尾 健   (内線6650)
 補 佐 :藤倉まなみ(内線6652)
 担 当 :都築 伸幸 (内線6653)