報道発表資料

平成10年6月30日 この記事を印刷

富士山カントリーコードについて<10の約束、美しい富士山をあなたと共にいつまでも>

 平成7年1月、富士山の自然環境を保全するとともに、適正な利用を推進するため、関係行政機関等からなる「富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策協議会」を設置し、環境保全上の諸問題について具体的な対策を検討してきたところ。
 平成10年3月、富士山を訪れるみんなのルールである「富士山カントリーコード」を策定したので、富士山の山開きを明日に控えた本日、改めて広く情報提供するもの。

1.内容等

 日本の象徴である美しい富士山を後世まで引き継いでいくためには、行政はもとより、富士山を訪れる利用者の理解・協力が不可欠であり、関係者が協力し、相一体となって富士山の自然環境の保全と適正な利用の推進対策に取り組むことが必要である。
 このため、平成10年3月、関係行政機関等から構成する「富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策協議会」において、「富士山地域環境保全対策要綱」を定めた。
 本要項では、美しい富士山を後世に引き継ぎ、豊かな自然や文化をふれあい資源として持続的に活用していくため、次のような富士山を訪れるみんなのルールを、「富士山カントリーコード」として定めている。

  1. 「美しい富士山を後世に引き継ぐ」
  2. 「ゴミは絶対捨てずに、すべて持ち帰る」
  3. 「ゴミになるようなものを最初から持っていかない」
  4. 「登山道をはずれて歩かない」
  5. 「登頂記念の落書きをしない」
  6. 「車道外へ車両等を乗り入れない」
  7. 「溶岩樹型等の特殊地形を壊さない」
  8. 「駐車場ではアイドリングをしない」
  9. 「動植物を採らない」
  10. 「トイレなど公共施設をきれいに使う」

 本協議会としては、「富士山カントリーコード」が、公共団体をはじめ、交通機関等が作成するポスター、パンフレット、ホームページ、標識への掲載などを通じて、利用者の環境保全行動の規範として、広く普及することを期待している。

2 添付資料

 (1)富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策要綱
 (2)富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策協議会について
 (3)英国カントリー・コード(CountryCode:英国国立公園委員会が1951年に初めて作成した、田園地域を利用するに当たってのルール集)

富士山カントリーコード
 ―10の約束、美しい富士山をあなたと共にいつまでも―

1「美しい富士山を後世に引き継ぐ」
 日本一高く美しい富士山を,いつまでも美しく,我が国の自然風景の象徴として後世へ引き継ぎます。

2「ゴミは絶対捨てずに,すべて持ち帰る」
 富士山の美しい景観の中では少しでもゴミが落ちていると大変目立ちます。また,空気の薄い富士山では清掃も重労働で危険な作業です。ゴミの持ち帰り運動に協力し,自分で 持ち込んだゴミはすべて自宅まで持ち帰ります。

3「ゴミになるようなものを最初から持っていかない」
 近くに見えても頂上まではきつい道のりです。疲れないためにも,無駄な荷物は極力省き,ゴミを出さないようにします。

4「登山道をはずれて歩かない」
 登山道でない場所を歩くと,崩れやすいばかりか,植生を傷めることにもなります。登山道をはずれて歩かないようにします。

5「登頂記念の落書きをしない」
 登頂記念の石の落書きは,山頂の景観を著しく壊すことになります。石の落書きはしません。

6「車道外へ車両等を乗り入れない」
 オフロード車やオフロードバイクの車道外への乗り入れは,植生を傷め,動物の生息を脅かします。車道でない場所へは車,バイクを乗り入れないようにします。

7「溶岩樹型等の特殊地形を壊さない」
 溶岩樹型などは富士山の歴史を物語る古文書です。特殊な地形について学び,大切にします。

8「駐車場ではアイドリングをしない」
 アイドリングによる排気ガスはきれいな空気を汚します。駐車場での無駄なアイドリングはしません。

9「動植物を採らない」
 自然の中で生きる多様な動植物は,すべて富士山の自然の仲間です。富士山の動植物を大切にします。

10「トイレなど公共施設をきれいに使う」
 トイレをはじめ,公共施設は,一人が汚すと後から使う人達が不快です。一人ひとりが気をつけて,汚さず,壊さずに使います。

添付資料

連絡先
環境庁自然保護局南関東地区国立公園・野生生物事務所
(TEL 0460-4-8727)
 所  長 :渡辺 浩
 次  長 :佐山 浩

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