報道発表資料

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1999年05月21日

トキのふ化について

本日15時30分、佐渡トキ保護センターにて、トキの卵1個がふ化しましたのでお知らせします。
  1. 本日(5月21日)15時30分、中国から贈呈されたトキ洋洋(ヤンヤン)(雌)が佐渡トキ保護センターで産んだ卵1個(4月22日又は24日に産卵したもの)が、人工ふ卵器の中でふ化した。

    (注)洋洋は、現在までに計4個(4月22日、24日、29日、5月5日に各1個ずつ)の卵を産んでいるが、4月28日に1個が破卵したため、その時点で巣に残っていた1個を緊急採卵し人工ふ卵器に移し保温していた。

  2. ふ化したヒナは元気な様子だが、ふ化直後は最も不安定な時期であることから慎重に経過を見守っていく必要がある。
     ヒナはこれから2週間程度は育雛器(いくすうき)の中で飼育し、その後小さいケージ(日光浴ケージ等)に移すことを検討する予定。
     ヒナが巣立つ(自力で餌をとれるようになる)までには1ヶ月以上はかかるものと思われる。

  3. 現在、トキのつがい(友友(ヨウヨウ)、洋洋)に特に異常は見られず元気である。

連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課長:森 康二郎(6460)
 担当:鳥居・植田(6464)