報道発表資料

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1999年04月22日

中国から贈呈されたトキの産卵について

本年1月に中国から贈呈され、佐渡トキ保護センターにて飼育管理を行って いるトキの洋洋(ヤンヤン:雌)が、本日16時すぎ、産卵しましたのでお知ら せします。
1. 中国から贈呈されたトキ1つがい(友友、洋洋)については、本年1月30日から 佐渡トキ保護センター(新潟県新穂村)にて飼育管理を行っているが、本日 16時すぎ、洋洋(雌)が同センターにおいて産卵した。
2. 産卵したのは1個で、ここ数日の間に計3~4個程度の産卵が見込まれる。
3. 卵は2週間程度自然抱卵させた後、採卵し孵卵器での人工孵化を試みる予定。 (採卵後、有精卵か無精卵かの判定に努めるが、確実な判定には時間を要する。)
4. 順調にいけば、約1ヶ月後に孵化する可能性がある。また、採卵の約2週間後 (今から約1ヶ月後)には2回目の産卵をする可能性がある。
5. なお、同つがいは昨年中国で、4月に4個、5月に3個の計7個を産卵し、うち 5羽が無事巣立った。

連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課長:森 康二郎 (6460)
 担当:鳥居・植田 (6464)