報道発表資料
1.概要
平成10年度における全国の大気汚染状況の測定結果によると、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、光化学オキシダントによる汚染については、大都市地域を中心に依然として厳しい状況にある。このため、政府自らの取り組みとして、平成7年6月に閣議決定された「国の事業者・消費者としての環境保全に向けた取組の率先実行のための行動計画」(率先実行計画)に基づき、公用車への低公害車の導入を積極的に推し進める必要がある。
そこで、環境庁では、公用車への低公害車導入のリード役として、昨年11月に環境庁長官車に低公害車(天然ガス自動車)を導入し、また、今年5月に中央合同庁舎5号館に天然ガス充填スタンドを整備するなど、積極的な取り組みを行ってきたところである。政府全体としても、率先実行計画に基づく政府公用車への低公害車の導入比率は、平成9年度末の0.1%から、平成12年度末において6%にまで上昇する見込みとなった。(環境庁については、16.7% 平成12年度末見込み)
しかし、政府全体の導入目標である10%にはまだ大きな乖離があることから、この度、環境総括政務次官車にも天然ガス自動車を導入することにより、他省庁に対して更に積極的な低公害車導入を働きかけていくこととなった。
2.環境総括政務次官車の出発式の開催
(1) 日時 | 11月1日(月)午後2時15分より |
(2) 場所 | 中央合同庁舎5号館低層棟裏「霞が関天然ガス充填所」前 (雨天時:中央合同庁舎5号館1階車寄せ) |
(3) 内容 | [1]環境総括政務次官挨拶 [2]天然ガスの充填デモンストレーション・説明等(雨天の場合はなし) [3]インタビュー |
※ | なお、環境総括政務次官は、納車された天然ガス自動車で大和町交差点視察へ出発します。 |
3.環境総括政務次官車として導入することとした低公害車
(1) 車両名 | CNGクラウン |
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(2) メーカー | トヨタ自動車株式会社 |
(3) 車両寸法 | 全長 4,840mm 全幅 1,710mm 全高 1,450mm ホイルベース 2,780mm |
(4) 車両重量 | 1,680kg |
(5) 総排気量 | 2,997cc |
(6) 一充填走行距離 | 約340km |
(7) 乗車定員 | 5名 |
(8) ベース車両 | クラウンロイヤルサルーン |
(9) 排ガス性能等 | NOx(窒素酸化物) 0.04g/km H12年規制レベル(0.08g/km)の1/2 PM(粒子状物質) 出ない |
4.霞が関の各省庁における天然ガス自動車の導入状況 (11年11月1日現在)
環境庁 3台(今年度更に1台導入予定)、
通産省 5台、 運輸省 1台、 文部省 2台、
郵政省 1台、 自治省 2台、 厚生省 2台
5.政府の率先実行計画
○平成12年度末における政府全体の低公害車導入見込み台数
484台(導入率6.05%)
○環境庁における低公害車導入見込み台数
22台(導入率16.7%)
6.取材について
取材を希望される報道関係者の方は、自動車環境対策第一課 小林、倉谷(内6522)まで事前にご連絡ください。
- 連絡先
- 環境庁長官官房会計課
課長 小 林 光 (内線6160)
環境庁企画調整局環境計画課
課長 細 谷 芳 郎(内線6220)
環境庁大気保全局自動車環境対策第一課
課長 鈴 木 安 次(内線6520)