報道発表資料
運輸省において、平成11年3月19日(金)午後1時30分より、港湾審議会
第168回計画部会が開催され、日立港をはじめとする10港湾の港湾計画の改訂
等について審議がなされた。当庁は、当該審議会の委員として、環境保全の観点か
意見を述べた。
1.上程された港湾計画の概要
港湾名 | 種別 | 港湾 管理者 |
将来取扱貨物量 (目標年次) |
主な改訂等の内容 |
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日立港 | 改訂 | 茨城県 |
620万トン (平成20年代半ば) |
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広島港 | 改訂 | 広島県 |
2,670万トン (平成20年代前半) |
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下関港 | 改訂 | 下関市 |
1,060万トン (平成20年代後半) |
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今治港 | 改訂 | 今治市 |
1,060万トン (平成20年代前半) |
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須崎港 | 改定 | 高知県 |
1,850万トン (平成20年代前半) |
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釧路港 | 一部変更 | 釧路市 |
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常陸那珂港 | 一部変更 | 茨城県 |
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名古屋港 | 一部変更 | 名古屋港 管理組合 |
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大分港 | 一部変更 | 大分県 |
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運天港 | 一部変更 | 沖縄県 |
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2.環境庁意見
【日立港】
港湾背後地においては、将来とも、多くの地点で道路交通騒音に関する環境基準を超過 し、要請限度を超過する地点も存在する。このため、港湾管理者におかれては、関係機関 と協力しつつ関連車両の適切なルートへの誘導等の港湾関連物流の合理化により、関連交 通による環境負荷の低減に努められたい。
【広島港】
港湾背後地においては、道路交通騒音について、将来とも多くの地点で環境基準を超過 し、一部では要請限度を超過する。また、一部の自動車排出ガス測定局では、現在、二酸 化窒素に係る環境基準を超過している。港湾管理者におかれては、関係機関と協力しつつ 、関連車両の適切なルートへの誘導等の港湾関連物流の合理化により、関連交通による環 境負荷の低減に努められたい。
【下関港】
港湾背後地においては、将来とも、多くの地点で道路交通騒音に係る環境基準を超過す る。港湾管理者におかれては、交通流分散に資する背後道路整備を関係機関へ要請すると ともに、関係機関と協力しつつ、港湾関連交通の誘導等の港湾関連物流の合理化を推進し 、環境負荷の低減に努められたい。
【今治港】
港湾背後地においては、現在、道路交通騒音に係る要請限度を超過する地点があり、将 来も環境基準の超過が予測されている。港湾管理者におかれては、関係機関と協力しつつ 、関連車両の適切なルートへの誘導等の港湾関連物流の合理化により、関連交通による環 境負荷の低減に努められたい。
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境影響審査室
室 長:小林 正明(6231)
審査官:関根 達郎(6236)