報道発表資料

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1999年12月03日

大気汚染排出モニタリングに関する国際専門家会合について

12月14日(火)及び15日(水)、京都において、国連アジア太平洋経済社会委員会 ( ESCAP、本部バンコク)の主催により、「大気汚染排出モニタリングに関する国際 専門家会合」が開催される。
 同会合は、北東アジア地域(日本、ロシア、モンゴル、中国、韓国及び北朝鮮)に おける環境保全のための国際協力プログラムの一環として実施される。発電所や 工場等の固定発生源における大気汚染対策を効果的に進めるためには、排出量を正確 に把握することが不可欠であるが、途上国の多くの施設ではそのための排出モニタ リングが必ずしも適切に行われていないという現状を踏まえ、大気汚染排出モニタ リングの現状についてレビューを行い、適切なモニタリング技術について議論を 行う。
 本会合の成果は、来年2月にソウルで開催される ESCAP 北東アジア環境協力高級 事務レベル会合に報告される。
1.背景

 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は、1993年以来、北東アジア地域環境 協力プログラムを実施してきている。同プログラムでは、[1] 石炭火力発電所における 公害対策、[2] 環境モニタリング及びデータ収集・比較・解析、[3] 既設発電所におけ る電気集塵機の効率改善、[4] 乾式排煙脱硫技術の実証、の4つのプロジェクトを 実施してきている。
  このうち、上記 [2] の一環として、大気汚染物質の排出量推計及び排出モニタ リングのための推奨手法をとりまとめることとされており、本年 1 月に新潟において ESCAP 主催による国際専門家会合が開催された。新潟会合では、主として大気汚染 物質の排出量推計手法について議論されたが、今回会合では、排出モニタリングの 専門家による議論を行うものである。

2.目的
  1. 大気汚染対策を推進する上での排出モニタリングの重要性に関する認識の共有
  2. 北東アジア各国における大気汚染排出モニタリングの現状についての情報交換
  3. 大気汚染排出モニタリングに関する推奨手法のとりまとめ
3.会議の名称

 大気汚染排出モニタリングに関する国際専門家会合
 Task Force Meeting on Air Pollution Emission Monitoring

4.開催主体

  主  催

ESCAP
  受入機関 環境庁、外務省
  協  力 (社)日本環境技術協会

5.期日及び場所

  平成11年12月14日(火)及び15日(水)
  京都東急ホテル(京都市下京区堀川通り五条下ル)
  電話 075-341-2411 FAX 075-341-2488

6.参加者(予定)

  中国、北朝鮮、日本、モンゴル、韓国、ロシア、ESCAP 等からの専門家

  ※ 日本からの参加者

   指宿 堯嗣 工業技術院資源環境技術総合研究所大気圏環境保全部長
   戸田 英作 環境庁大気規制課課長補佐
   石田 耕三   (社)日本環境技術協会副会長

7.使用言語

  英語(通訳なし)

8.プログラム

 12月14日(火)

  10:00~10:30 開会、議長選出、議題採択、背景説明
  10:30~15:30 各国からの報告
  16:00~17:30 排出モニタリング推奨手法の検討

 12月15日(水)

  9:30~15:00 排出モニタリング推奨手法の検討
  15:00~17:30 会合レポート採択
 (12月16日(木)は、工場視察の予定)

9.会議の傍聴

  会議は傍聴が可能(無料)。

  傍聴希望者は、所属、氏名、連絡先住所、電話番号を明記の上、郵送又はFAX により事前に下記まで申し込みが必要です。定員になり次第締め切ります。

  なお、会場ホテルにおける宿泊及び食事を希望の場合は、傍聴申し込みとあわせて下記申込先に問い合わせいただきたい。

申込先:(社)日本環境技術協会  
担当:辻川、大矢

〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-11-15虎ノ門KTビル
電話 03-3431-5462
FAX 03-5472-0909

 

 

連絡先
環境庁大気保全局大気規制課
課長:仁井 正夫(内線6530)
 補佐:戸田 英作(内線6548)