報道発表資料

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2000年12月22日

「ごみゼロチャレンジ」マニュアルの作成について

環境庁は、小中学生を対象として、循環型社会形成推進基本法の考え方やごみの減量・リサイクルの推進の必要性をマンガ(名探偵コナン)を用いて分かりやすく解説するとともに、実際にごみの減量・リサイクルの実践活動を促す「ごみゼロチャレンジ」マニュアルを作成した。
 このマニュアルは、ごみ問題に直面している都市部の自治体等に順次配布を行う。
 (パンフレット入手についての問い合わせ先:財団法人日本環境協会(03-3508-2651)。下記3参照)

1.目的

 本年5月、喫緊の廃棄物・リサイクル問題に対処する基本的な枠組み法として循環型社会形成推進基本法が制定された。同法では、国、地方公共団体、事業者及び国民それぞれの適切な役割分担と自発的かつ積極的な循環型社会形成のための取組を基本的な原則として掲げている。
 この法の理念を実現し、循環型社会を形成していくためには、各人のライフスタイルの転換が不可欠であり、例えば、過剰包装の商品の購入を控えたり、生ごみのコンポスト化により家庭ごみの排出量を減らすなど、各家庭で主体的な活動が実施される必要がある。
 そのため、身近な社会に関心を持ち始めた小中学生を対象に、廃棄物を減らしリサイクルを進める実践的活動に参加してもらい、その活動を政府や学校などが積極的に評価することにより、物質循環の重要性についての理解の促進を図るとともに、このような取組が小中学生を中心とした各家庭や学校、地域社会へ広がり、地域の循環型社会づくりへ波及していくことを目的とする。

2.内容

 本マニュアルは小中学生を対象としており、循環型社会形成推進基本法の考え方やごみの減量・リサイクル推進の必要性をマンガ(名探偵コナン)を用いて分かりやすく説明した前半部分と、自己診断表やチェックシート等によりごみの減量化・リサイクルの実践行動を促す後半部分とから成っている。本マニュアルは次のような利用方法を想定している。

マニュアルの前半の解説及びマンガによって廃棄物・リサイクル問題の概要についておおまかな理解を得た上で、
後半の「やってみよう!ごみダイエットにチャレンジ」に従って、現在の生活スタイルを見直すとともに、自分の家から出ているごみの量を調べる等の現状把握を行い、
最後に、チェックシートに記入しながら実際にごみの減量化を実践する「ごみダイエット」を実施する。

 以上により、小中学生を中心とした各家庭におけるごみの減量化・リサイクルの促進を図る。「ごみダイエット」の優れた事例については、取りまとめの上、環境庁ホームページ等で紹介していく予定。

3.資料の入手方法

 「ごみゼロチャレンジ」マニュアル希望として、160円分の切手を添付した返信用封筒(角3サイズ(B5版の冊子が折らずに入るもの))、郵便番号、住所、名前、電話番号を明記のこと。)を同封し、下記の送付先までお送り下さい。
  〒105-0003
  東京都港区西新橋1-7-2 虎の門高木ビル7階
  (財)日本環境協会
  TEL:03-3508-2651

連絡先
環境庁水質保全局企画課
室 長 :伊藤 哲夫(6620)
 補 佐 :川上 毅  (6626)
 担 当 :星野 哲也(6627)