報道発表資料

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1999年09月27日

自然環境保全審議会野生生物部会について

自然環境保全審議会野生生物部会が9月28日(火)午後2時から開催され、環境庁長官より諮問された以下の案件について審議される。
 ○国設鳥獣保護区の特別保護地区の指定について
  (鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律に基づく諮問)
 なお、諮問案件については、当日答申がなされる見込みである。

国設鳥獣保護区特別保護地区の指定について(諮問)

 鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律に基づき、既設の国設鳥獣保護区特別保護地区(紀伊長島及び小笠原諸島)の指定期間満了に伴い再指定を行うもの。

鳥獣保護区
(特別保護地区)
設定・
指定期間
設定区分 設定・
指定等
の区分
面積(ha)
上:鳥獣保護区
下:特別保護区
紀伊長島
(紀伊長島)
平成11年 
 11月1日
   ~
平成21年
 10月31日
集団繁殖地 特別保護
地区の
再指定
鳥保:7,452
特保:  71
小笠原諸島
(小笠原諸島)
平成11年
 11月1日
   ~
平成21年
 10月31日
特定鳥獣
生息地
特別保護
地区の
再指定
鳥保:5,899
特保:1,331

 注)なお、諮問案件は特別保護地区の再指定についてであるが、特別保護地区の再指定と併せて鳥獣保護区の設定期間も更新する。

(参考)

[1]  紀伊長島鳥獣保護区紀伊長島特別保護地区(当初指定:昭和54年11月1日)
  当該地域は、三重県北牟婁郡紀伊長島町及び度会郡紀勢町地内の大島、大エスキ島、小エスキ島、赤野島、丸山島、鈴島、平瀬島、耳穴島の各島一円であり、カンムリウミスズメ、カラスバト、オオミズナギドリ等の繁殖地となっている。今般、鳥獣保護区特別保護地区71haについて、平成11年11月1日からの10年間を再指定する。
[2] 小笠原諸島鳥獣保護区小笠原諸島特別保護地区(当初指定:昭和54年11月1日)
  当該地域は、小笠原諸島鳥獣保護区のうち聟島列島に属する島しょ、父島列島の南島及び母島を除く母島列島に属する島しょの区域。ハハジマメグロ、オガサワラノスリ、アカガシラカラスバト及びオガサワラカワラヒワの繁殖地であるとともに、クロアシアホウドリ、コアホウドリ、オーストンウミツバメ等の希少な海鳥類の生息地となっている。今般、鳥獣保護区特別保護地区 1,331haについて、平成11年11月1日からの10年間を再指定する。
連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課 長 :森 康二郎(6460)
 担 当 :早川、千田(6463)