報道発表資料
現在、大規模農地開発と都市化が急速に進行し、森林開発による生物多様性の減少が問題となっている東南アジアにおいて、都市化、焼畑農業など人間・社会的なインパクトが熱帯林の生物多様性にどのように影響を与えるか等をテーマとした発表と意見交換を行うことを目的として、環境庁及び北海道大学の主催により2月6日(金)から2月7日(土)まで北海道大学学術交流会館で国際シンポジウムを開催する。
本シンポジウムは、マレーシア、インドネシア等6ヶ国から研究者が招聘され、一般公開で行われる。
本シンポジウムは、マレーシア、インドネシア等6ヶ国から研究者が招聘され、一般公開で行われる。
1. | 会議名: | 長期生態研究国際シンポジウム 「環境変動下における土地利用と生物多様性」 -東南アジアにおけるいくつかのケーススタディー |
2. | 日時: | 平成10年2月6日(金)9:00~18:00 平成10年2月7日(土)9:00~17:00 |
3. | 場所: | 北海道大学学術交流会館講堂 (札幌市北区北10条西5丁目) |
4. | 主催: | 環境庁、北海道大学 |
5. | 開催趣旨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人口増加の激しい東南アジアでは大規模農地開発と都市化が急速に進行している。ボルネオ島では人口定住化政策、百万ヘクタール湿地開発が計画され、一方で焼畑による森林破壊が現在も進行している。平成9年のインドネシアにおける森林火災による煙霧がマレーシア等の近隣諸国にも健康被害や産業活動等への影響をもたらしたのは記憶に新しいところである。焼畑に起因する森林火災は毎年のように発生しており、その影響は定常化している。加えて森林開発による野生生物の生息地の減少と生物多様性の減少が問題となっている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
しかしながら、特にボルネオ島においては、広大な丘陵熱帯林、泥炭湿地林を有する島の中・南部のインドネシアカリマンタンでの調査研究は他の熱帯林地域と比較して相対的に不十分であり、今後の進展が求められている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このシンポジウムでは、基調講演の「変動するボルネオ生態系」をはじめとして、「植生と野生生物管理」「水環境と泥炭湿地生態系」「農業土地利用と管理」「焼畑による煙霧の陸上生態系影響」の各セッションにおいて、東南アジアにおける調査研究の現状と今後の課題について情報交換、意見交換を行う。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6. | 発表のテーマと発表者 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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7. | 参加対象及び参加費 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加自由、無料 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8. | 問い合わせ先 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*シンポジウムは英語で行われ、同時通訳をありませんので、ご承知おきください。
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課研究調査室
室 長 :森 秀行 (内線6743)
補 佐 :宇仁菅伸介(内線6746)
担 当 :東岡 礼治 (内線6759)