報道発表資料

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1997年01月21日

ナホトカ号油流出事故への対応について(1/21)

1.今までの取り組み状況
(1)水鳥の救護体制を確立
(2)関係府県等に対し国立・国定公園での重油の除去等可能な対策を講じるよう要請
(3)1月10日(金)、現地対策本部等を設置
(4)庁内連絡体制の整備
(5)環境庁長官、平成9年1月15日(水)、被害状況等現地視察(石川県及び福井県)
(6)環境庁・国立環境研究所調査団による緊急試料採取調査(1月15日~17日、石川県及び福井県)
(7)自治体と連携して環境モニタリング・調査を行い、環境影響を的確に把握・評価し、対策に活かすため、1月17日(金)、ナホトカ号油流出事故環境対策関係府県連絡会議を開催

2.今後の予定
(1)油除去作業、水鳥の救護、調査等を継続して実施
(2)ナホトカ号油流出事故に係る対策等について検討するため、関係府県の公害防止担当部局及び自然保護担当部局との打ち合わせ会議を、1月24日(金)に開催する予定

3.被害状況
 特に重要な地域として考えられる国立・国定公園の保護及び利用上重要な海岸での状況。また、水鳥等の保護収容状況は別紙を参照。


別 紙

      国立・国定公園の保護及び利用上重要な海岸での状況

1 山陰海岸国立公園
(1) 五色浜海中公園地区(京都府網野町)、竹野集団施設地区(兵庫県竹野町)等に油が漂着。地形等作業が困難な地区を除き概ね除去済み。
(2) 竹野集団施設地区ではボランティア等の協力を得て漂着油除去作業を実施中。

2 大山隠岐国立公園
 隠岐島の一部に油が漂着。17日までに除去済み。

3 越前加賀海岸国定公園
 東尋坊集団施設地区(福井県三国町)の沖にN号の船首部分が座礁。周辺海域一面に油が漂着。関係機関により除去作業等が進められている。

4 若狭湾国定公園
 海中公園地区への油の漂着はないが、特別地域、普通地域の海岸の一部に油が漂着。関係機関により除去作業等が進められている。

5 能登半島国定公園
 木ノ浦海中公園地区(石川県珠洲市)内に油が漂流。特別保護地区、特別地域、普通地域の海岸の一部に油が漂着。一部地域では除去作業が実施されている。

6 佐渡弥彦国定公園
 佐渡島の特別地域、普通地域の海岸の一部に新たに油が漂着。関係機関により除去作業等が進められている。

添付資料

連絡先
環境庁