報道発表資料

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2014年10月07日
  • 再生循環

平成26年度 使用済製品等のリユースに関するモデル事業の実施について

第三次循環型社会形成推進基本計画では、循環型社会を形成するための3R(発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル))の取組のうち、リデュース・リユースについてはより一層の促進が必要とされています。
このため、環境省では平成22年度から「使用済製品等のリユース促進事業研究会」を開催し、調査・検討・モデル事業による実証などを進めています。
平成26年度につきましては、地方自治体とリユース事業者や市民団体等が連携し、地域の特性にあったモデル事業として、市町村からの事業内容の提案を受けて、東京都八王子市、神奈川県逗子市、愛知県武豊町の2市1町で実施することとなりました。
モデル事業の取組の効果や課題の整理及び課題への対応策の検討等を行うことで、今後の使用済製品等のリユースに関する施策等に活かす予定です。

1.モデル事業の概要と目的

使用済製品等のリユースに関し、地方自治体及び中古品流通業界の御協力の下、平成22年度から調査検討を行っています。

この中で、地方自治体が収集する粗大ごみのうち1~2割程度が、中古品として販売が可能とのデータが得られており、使用済製品のリユースを促進することにより、廃棄物の処分量の削減が期待できるものと考えております。

https://www.env.go.jp/recycle/circul/reuse/index.html

そのため、使用済製品等のリユースの取組に係る効果の評価、課題の整理及び対応策の検討等を行うべく、市町村のモデル事業を実施してきました。

平成26年度のモデル事業は、都道府県・市町村からの事業内容提案型として募集し、地域の特性、状況や規模等を鑑みて検討した結果、東京都八王子市、神奈川県逗子市、愛知県武豊町の2市1町に決定いたしました。

2.モデル事業の内容

東京都八王子市 神奈川県逗子市 愛知県武豊町
事業の 名称

リユースショップと連携した「大学リユース市」事業

地域密着型リユース・ライフスタイルの普及促進事業

たけとよリユースステーション(仮称)

事業の 概要

大学を卒業する学生が不要となる家具等を、無償で新入生に提供する中央大学でのイベント「大学リユース市」を、市と共同で、リユースショップや近隣自治体(多摩市・日野市)と連携して実施する。

また、学生と共同で「リユースショップ紹介冊子」を作成し、大学や市のイベント等で配布する。

市内3ヵ所程度で住民間でのリユースを実施するイベント「エコ広場サテライト」を開催。地域通貨「Zen」を活用してリユース品の流通の活性化を図る。

また、市民へのリユース・ライフスタイルの普及のため、パンフレット・パネル等に加え、シンポジウムを開催。

また、リユースに関する情報交換の仕組みとして、Facebookを活用する。

家庭に眠る「自分では使用しないが、使用できるもの」を住民間でリユースする取組。

町内で資源回収施設を運営している事業者と連携して、常設のリユース施設を設置する。

リユ|ス 対象品

家具類(収納ケース、机、テーブル、ソファ等)、家電製品、楽器、ゲーム機器、CD・DVD、自転車など

日用品・生活雑貨(食器、台所用品等)、書籍、子ども用品(おもちゃ等)、小型家電など

日用品・生活雑貨(食器、台所用品等)、書籍、子ども用品(おもちゃ等)、衣類・服飾品、CD・DVDなど

役割分担

【行政】企画・開催、広報、残余品の処理、多摩市・日野市と連携。

【中央大学】企画・開催、広報・周知(SNS等活用)、リユース品の提供・譲渡の窓口

【民間事業者】リユース品の一部買取り

【行政】企画・開催支援、市民への広報協力

【市民団体】イベント企画・開催、市民への広報資料作成、残った製品の整理

【行政】企画・開催、広報

【民間事業者】常設リユース施設の運営、残余品の管理・処理

実施日

大学リユース市は3月下旬に開催

エコ広場サテライトは12~2月に3ヵ所で各2回ずつ開催

シンポジウムを1月に開催

常設リユースステーションは1月中開店を目指す

3.連絡先等

・東京都八王子市資源循環部ごみ減量対策課(TEL 042-620-7256)

http://www.city.hachioji.tokyo.jp/profile/soshiki/shigenjunkan/004817.html

・神奈川県逗子市環境都市部資源循環課(TEL 046-873-1111)

http://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/sigen/

・愛知県武豊町厚生部環境課衛生係(TEL 0569-72-1111)

http://www.town.taketoyo.lg.jp/environment/

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直  通:03-5501-3153
代  表:03-3581-3351
室  長:庄子 真憲(内線6831)
室長補佐:谷貝 雄三(内線6824)
室長補佐:川崎 直也(内線6836)
担  当:山崎 剛 (内線6828)