報道発表資料

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1997年01月20日

ナホトカ号重油流出事故にかかる専門家報告について

ナホトカ号から重油流出による海鳥の被害が広範囲な海域で生じていることから、海鳥の被害を科学的に評価するために標本の収容、種の識別、記録、死亡原因の特定を行うなどの基礎的なデータの収集を、関係NGOからなる「油汚染海鳥被害委員会(Oiled Bird Information Committee:OBIC)」(事務局:(財)日本野鳥の会)が環境庁とともに進めているところである。
 OBICでは、米国より海鳥の専門家、被害調査の専門家、海鳥救護の専門家の派遣を要請し、1月16日より現地調査を行っていたところであるが、現地調査を終え、21日午前に 1米国での油汚染事故による海鳥等野生生物への被害の調査方法、算定方法、 2現地調査の報告等に関する報告会が開催されることとなった。
                   記

 日 時:1月21日(火)10時~

 場 所:環境庁第1会議室

 参集範囲:OBIC(油汚染海鳥被害委員会)参加団体、個人、
      野生動物救護獣医師協会、環境庁関係課室、関係省庁関係課
 
<来日している方>
 Harry Carter:米国地質調査所 西海岸の海鳥調査専門家
 Roger Helm :米国魚類野生生物局 西海岸の油流出対策の専門家
        (被害規模の算定等)
 Scott Newman:カリフォルニア大デイビス校の獣医師、海鳥の治療の専門家

連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課長 小 林  光(6460)
 鳥獣保護業務室
 室長 守口 典行(6470)
 担当 吉井,水谷(6472)