報道発表資料
環境庁では、平成12年4月下旬~6月上旬にかけて、全国の843の水浴場を対象として実施した水質調査の結果を取りまとめた。この結果、
(1) | 対象となった水浴場すべてが水浴場として適当な水質を維持している。 | |
(2) | 特に、水浴場として良好な水質である「水質A」以上の水浴場数は、690ヶ所(全体の82%)であった。 | |
(3) | なお、814の水浴場では、病原性大腸菌O-157の調査を併せて実施したが、全ての水浴場で不検出であった。 | |
(4) | 環境庁が選定した「日本の水浴場55選」については、55の水浴場全てが「水質A」以上の判定であり、水浴場として良好な水質を維持していることがわかった。 |
【調査の概要】
調査実施団体 | 都道府県及び水質汚濁防止法により権限を委任されている市 | |
調査対象水浴場 | 843水浴場 (昨年の遊泳人口が概ね1万人以上の海水浴場及び5千人以上の湖沼・河川水浴場) |
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調査対象項目 | ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)、透明度 (水素イオン濃度(pH)、病原性大腸菌O-157についても、参考項目として調査) |
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採水年月日 | 平成12年4月下旬~6月上旬 |
【水質調査結果の概要】
1. | 調査したすべての水浴場が水浴場として最低限満たすべき水質を維持しているという調査結果が得られ、不適当な水質の水浴場はなかった。 | ||
2. | 不適ではないが、ふん便性大腸菌群数に関して、改善対策を要する水浴場は1ヶ所あった。 | ||
3. | なお、814の水浴場では、病原性大腸菌O-157の調査を併せて実施したが、全ての水浴場で不検出であった。 | ||
4. | 水浴場水質判定基準(別紙)に照らした水質の区分ごとの水浴場数は表1のとおりである。 | ||
(1) | 前年度の調査結果(表2)と比較すると、水浴場として良好な水質である「水質AA」及び「水質A」にランクされた水浴場は690ヶ所で全体の82%となり、前年度の739ヶ所(87%)と比べ5ポイント減少したが、平成10年度の調査結果と同程度であった。 | ||
(2) | このうち「水質ΑΑ」にランクされた水浴場は449ヶ所(53%)で前年度の435ヶ所(51%)と比べ2ポイント上昇し良好な結果が得られた。 | ||
5. | 環境庁が選定した「日本の水浴場55選」については、すべての水浴場が「水質Α」以上の判定であり、良好な水質を維持していることが明らかとなった。(表3) |
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【日本の水浴場55選について】
「日本の水浴場55選」は、平成9年度に、水質が良好で快適な水浴場を広く普及することを目的に設けられた顕彰制度であり、「水質、自然環境、景観」「コミュニティ、クリーン」「安全性」「利便性」等の基準に照らして、特に優れた水浴場を選定したものである。
なお、インターネット上にホームページを開設しており、ポスター及びパンフレットの作成・配布と併せ普及啓発に努めているところである。
添付資料
- (別紙)水浴場水質判定基準 [HTMLファイル]
- (参考資料1)平成12年度 主要水浴場水質調査結果の推移 [HTMLファイル]
- (参考資料2)平成12年度主要水浴場水質調査結果都道府県別集計表 [HTMLファイル]
- (参考資料3)水浴場調査結果経緯表 [HTMLファイル]
- (参考資料4) 〔極めて水質の良好な水浴場(平成8年度~平成12年度)〕 [HTMLファイル]
- 連絡先
- 環境庁水質保全局水質管理課
課 長 :小沢 典夫(6630)
補 佐 :内藤 克彦(6631)
担 当 :石崎 勝己(6636)