報道発表資料

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2014年05月12日
  • 自然環境

外来種問題普及啓発パネルの作成について(お知らせ)

外来種問題に係る理解と関心を高めることで、外来種への取組を社会に浸透させ、主流化へ導くことを目的として、外来種問題普及啓発パネルを作成しました。
環境省においても様々な機会で活用するほか、動物園等における展示など様々な機会にご活用いただけるよう、貸し出しを行いますので、お知らせします。

1 はじめに

現在、全国各地で侵略的外来種による生態系、人の生命・身体、農林水産業等に係るさまざまな被害が生じています。こうした問題は、人間の活動によって生物が意図的・非意図的に持ち込まれることによって起こっています。

外来種による生態系等への被害の防止するためには、様々な主体において外来種問題が正しく理解され、それぞれの役割において、相互に連携して取り組んでいくことが重要です。しかし、平成25年度に環境省が実施した外来種問題の認知度調査においては、「外来種(外来生物)を知っている」と答えた人は60.1%、「外来生物法を知っている」と答えた人は9.0%と、社会への浸透は十分とは言えない状況です。

こうしたことを踏まえ、環境省では、外来種問題の主流化(「外来種を取り巻く問題が国、地方自治体、事業者、民間団体、国民等のさまざまな主体に広く認識され、各主体が社会経済活動の中で必要な外来種対策を実施するようになること」)を進めるための一環として、普及啓発パネルを作成しました。

2 コンセプト

  下記の2点を念頭において作成しました。

  • 理解のしやすさ...私たちの生活に深く関わっている外来種の複雑な問題をイラストや写真を多用し、理解しやすくしました。
  • 見やすさ...様々な年齢層の方が内容を理解できるようにするため、文字数を少なし、読みやすくしました。また、パネルのデザインやイラストのタッチを鮮やかなものとすることで、親しみやすくしました。

3 構成及び内容

  • 構成 1セット6枚 計3セット作成
  • 内容

   1枚目 外来種問題への導入

   2枚目 外来種による影響

        コラム1 利用されている外来種

   3枚目 外来種問題の例

        コラム2 海外で問題をおこしている日本の生きもの

   4枚目 外来種問題への対策

        コラム3 外来生物法

   5枚目 特定外来生物一覧

   6枚目 私たちにできること

4 主な使用方法

  環境省が主催するイベント等で利用している場合を除いて、教育機関、展示施設、その他外来種対策イベント等への貸出(一般可)を行います。

5 貸し出しの際の留意点

  • 「(別添2)申請書」に必要事項を明記の上、メール又はFAXにて、下記お問い合わせ先までご連絡下さい。
  • 送料のご負担をお願いいたします(貸し出し時は着払い、返却時は発払いでお願いいたします。)。パネルの使用料は無料ですが、通常とは異なる利用等により、パネルを著しく破損した場合は、その補修費用を請求させていただく場合があります。

  ※参考 3枚入り×2ケース(1ケースあたりの大きさと重さ:縦+横+奥行=約168cm、重さ:10kg)

  • パネルの数には限りがあります。貸し出しの可否や期間等ご希望に添えない場合もありますので、ご了承ください。

6 お問い合わせ先 

  環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室

  直通:03-5521-8344

  代表:03-3581-3351(内線6682)

  FAX:03-3581-7090

  E-mailshizen_yasei@env.go.jp

7 パネルデザイン

  別添のとおりです。ご自由にダウンロードしてご活用ください。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
(直通:03-5521-8344)
(代表:03-3581-3351)
室  長:関根 達郎   (内:6680)
室長補佐:東岡 礼治   (内:6681)
担  当:谷垣 佐智子  (内:6688)
担  当:森川 政人   (内:6683)

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