東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する国際会合の開催について

１．これまでの経緯及び会合の趣旨

　平成10年3月、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク（以下、「ネットワーク」 という。）に関する第1回政府間会合が横浜で開催され、ネットワークの試行稼働が 開始された。ネットワークは、東アジア地域における国際的な酸性雨対策に向け、共同のモニタリングを行うことにより、酸性雨の状況について各国共同の理解を得よう との取組である。

　試行稼働に当たっては、ネットワークの意思決定機関として「政府間作業グループ」 が、 諮問機関として「暫定科学諮問グループ」が設置されている。平成10年10月、 両グループの会合が横浜で開催され、試行稼働のための技術的事項等が審議・決定され た。

　今後、平成12年半ば頃に第２回政府間会合を開催し、ネットワークの正式稼働に ついて議論を行うこととされており、同会合で正式稼働の合意に至ることができる よう、モニタリング手法やネットワークの組織・財政的事項等について、事前の調整を 行うため、非公式会合を開催するものである。

２．目的

• ネットワーク正式稼働に向け、モニタリングのためのガイドライン、 技術マニュアル等について審議すること
• ネットワーク試行稼働におけるデータの評価について審議すること
• ネットワークの設立スケジュール、組織・財政的事項について審議すること

３．開催主体

４．期日及び場所

平成12年1月25日(火)～27日(木)非公式暫定科学諮問グループ会合

平成12年1月28日(金)非公式政府間作業グループ会合

場所：ホテルイタリア軒（新潟市西堀通7-1574）

電話025-224-5111
FAX025-224-7679

５．参加者

６．議題及びプログラム

非公式暫定科学諮問グループ会合
　 1月25日（火）

9:30～10:00	開会挨拶 （吉田環境庁審議官、平山新潟県知事、長谷川新潟市長） 議長等選出、議題採択 （以後、非公開）
10:10～10:30	試行稼働の最近の状況に関する報告
10:30～17:30	モニタリングガイドライン、技術マニュアル等に関する議論

　1月26日（水）

9:00～12:30	試行稼働のレビューに関する予備的議論
14:00～17:30	試行稼働におけるモニタリングデータに関する議論

　1月27日（木）

9:00～12:30	総括議論
9:00～12:30	議長サマリー採択
17:00	閉会 非公式政府間作業グループ会合

1月28日（金）

9:30～10:00	開会、議長等選出、議題採択
10:00～11:00	正式稼働に至る会合スケジュール及び議題項目の議論
11:00～12:30	ネットワーク設立文書、組織・財政的事項の議論
14:00～15:30	事務局・ネットワークセンター指定手続きの議論
17:00～17:30	議長サマリー採択
17:30	閉会

７．関連行事

　会議前日、新潟県・新潟市の主催により、東アジアの酸性雨問題に関する講演会が 開催される。

日時：1月24日（月）13:30～16:00

場所：ホテルイタリア軒

使用言語：英語及び日本語（同時通訳あり）

参加費：無料

申込先：新潟県環境対策課　電話025-280-5154（定員になり次第締め切り）

８．取材等

　本会合は、各国のモニタリングで得られた未公表のデータ等につき審議されること から、非公開で行われる。

　1月25日の会議冒頭は頭撮り可能。また1月24日の講演会は一般に公開。

　1月28日、会議終了後、資料配付の予定。会合結果等の問い合わせについては、 現地事務局（電話025-226-4542）まで。