報道発表資料

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2014年01月31日
  • 再生循環

廃ペットボトルの店頭回収・リサイクルの実証事業開始について(お知らせ)

 環境省では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの店頭において使用済みペットボトルの自動回収機による回収を行い、加えて物流の効率化や品質向上に資する二次処理の実施、店頭での回収システムの可能性を検証する実証事業を行います。

1.実証事業の目的

 現在、我が国では、容器包装リサイクル法に基づき、市町村が分別収集した容器包装廃棄物をリサイクルする仕組みが作られています。ペットボトルについても、特定事業者(製造事業者、利用事業者)の責任の下、リサイクルされています。
 一方、日本国内で回収されているペットボトルのうち、その半数以上が海外に流出していると言われており、使用済みペットボトルを資源として国内循環させることが課題となっています。
 そこで、本実証事業では、スーパーマーケット等の店頭回収物の高品質性に着目し、店頭の自動回収機で資源化に向けた一次処理(選分別・減容)を行った後、二次処理(異物除去・再減容等)を行うといった更なる回収資源の価値向上を経て、国内循環させる社会システムの構築可能性の検証と課題抽出を行うことを目的とします。
 また、地域の様々な小売店の店頭で回収された廃ペットボトルの物流の効率化、回収資源の価値向上を通じて、コストと環境負荷の低減、国内で循環させる社会システムの構築可能性検証と課題抽出を行うことを目的とします。

2.実証事業の内容

 本実証事業は請負者である三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が、トムラ・ジャパン株式会社の協力を得て実施するものです。スーパーマーケットやコンビニエンスストアの店頭で、自動回収機を用いて廃ペットボトルを回収し、共同物流やグループ間物流の活用、二次処理を行うことで、店頭で回収される廃ペットボトルを持続的に国内循環するシステムに高めていく可能性を検証するとともに、持続的なシステムとするための課題を整理します。実証事業の概要は以下のとおりです。

【1】実施期間:
平成26年2月上旬~3月中旬
※期間中、店舗ごとに随時開催
【2】回収対象:
家庭で使用済みとなった廃ペットボトル
【3】回収方法:
スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの買い物に行く際に、家庭で使用済みとなった廃ペットボトルを店頭の自動回収機にお持ちいただき、回収。
【4】回収店舗:
東京都、千葉県、茨城県内のスーパーマーケット、コンビニエンスストアの一部

株式会社イトーヨーカ堂、株式会社いなげや、オーケー株式会社、
株式会社かわねや、株式会社京王ストア、株式会社京成ストア、
サミット株式会社、株式会社サンユーストアー、
株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社とりせん、
株式会社ヨークマート、株式会社ライフコーポレーション、
株式会社ランドロームジャパン、その他の小売チェーン、
自由が丘商店街振興組合(50音順)

3.問合せ先

 本実証事業の詳細等については、下記連絡先へお問い合わせください。

問合せ先:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
担当:櫻井(さくらい)
電子メールアドレス:package@murc.jp
ファクシミリ:03-6733-1028 電話番号:03-6733-1023

問合せ先:トムラ・ジャパン株式会社 担当:松村(まつむら)
電子メールアドレス:azusa.matsumura@tomra.com
ファクシミリ:03-6404-2403 電話番号:03-6404-2401

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通   :03-5501-3153
代表   :03-3581-3351
室長   :庄子 真憲 (内線6831)
室長補佐 :大竹 敦  (内線6822)
室長補佐 :水信 崇  (内線6823)
主査   :豊島 広史 (内線6854)
担当   :高橋 佑輔 (内線6837)

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