報道発表資料
昨年大阪梅田のペットショップで押収されたオランウータン等6頭の動物は、2月 2日(水)に、在阪インドネシア総領事館により、空路で原産国であるインドネシア
共和国に返送される運びとなりましたので、お知らせいたします。
- 昨年5月、大阪梅田のペットショップが絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に 関する法律(種の保存法)違反で摘発され、その捜索の中で、密輸されたオランウー タン4頭、フクロテナガザル1頭、ワウワウテナガザル1頭が押収された。
- 本件押収動物については、インドネシア政府からの返還要請を受けて、インドネシア 政府関係者、関係省庁で協議の上、インドネシア側に引き渡し、インドネシア側が 本国への移送を行う方法で返送することとし、そのための準備を進めてきたところで ある。
- 本件押収動物は、昨年11月にインドネシア側に引き渡され、現在、神戸市立王子 動物園等に保護収容されているが、今般、ワシントン条約に基づく輸出入に係る所要
の手続きが整ったことから、以下のように返送が行われる予定である。
なお、返送に要する費用は、上記事件の被告人が負担している。(1)返送日:2月2日(水)
(2)航空便:ガルーダ航空883便関西空港12:30発
(3)動物の収容先:
[1]オランウータン4頭:
ワナリセット・オランウータン・リハビリセンター (オランウータンの野生復帰のためのリハビリ施設)[2]フクロテナガザル1頭及びワウワウテナガザル1頭:
タマン・サファリ・インドネシア (インドネシア共和国内の動物公園)※返送計画の詳細については、在阪インドネシア総領事館にお問い合わせください。 (電話)06-6252-9826
- 連絡先
- 環境庁自然保護局野生生物課
課長:森 康二郎(6460)
担当:高橋・松本(6468)