報道発表資料
環境庁は、今治広域都市計画土地区画整理事業の環境影響評価書について、環境 影響評価法第22条第2項の規定に基づき、建設大臣より環境の保全の見地からの
意見を求められたことから、平成12年1月21日付けで、同大臣に対し、水質 保全対策及び自然環境保全対策等に関する環境庁長官意見を提出した。
【環境庁長官意見】
本事業の環境影響評価書については、下記の意見を述べるものである。
本意見に基づき、事業者への指導を徹底していただきたい。
記
1.水環境関係
「工事中の雨水排水の濁り」について、環境影響評価項目として設定しなかった理由 を、より詳細に評価書に記載すること。
2.自然環境関係
当該土地区画整理事業予定地において、自然環境の保全に配慮するため、以下に 掲げる措置を講じる必要がある。
事業の実施に当たっては、地形の改変を極力少なくすることで現状の植生の保全に 努めるとともに、工事中に新たに希少な野生動植物が確認された場合、学識経験者 から意見の聴取を行い、現地調査を実施した上で、これらの生息、生育環境に対する 影響が最小限になるよう適切な保全対策を講じること。その旨を評価書に記載する こと。
添付資料
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境影響審査室
室 長:小林 正明(6231)
審査官:澤山 秀尚(6232)