報道発表資料
環境省では、アジア地域の水環境問題を解決するためには、水環境ガバナンスの改善が不可欠であるとの認識にたち、平成16年度より「アジア水環境パートナーシップ (WEPA) 事業」を実施しています。
環境省はその一環として、平成26年1月23日に東京都内において、アジアにおける水関連事業に携わる国内の企業、研究機関を対象として、アジアの水環境管理を担当する行政官とアジア各国の水管理制度の現状と今後について考えることを目的とした公開セミナーを開催します。
1.日時・場所等
- 日時:
- 平成26年1月23日(木)13:00-17:30
- 場所:
- 政策研究大学院大学 想海樓ホール(東京都港区六本木7-22-1)
【http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/】 - 定員:
- 200名程度
- 言語:
- 日本語・英語(同時通訳付き)
2.内容
アジアにおける水関連事業(国際協力事業やビジネス含む)に携わる企業、研究機関に対して、WEPAを紹介するとともに、アジア各国の水質管理制度の現状と今後について情報提供を行うことを目的として、公開セミナーを開催いたします。
基調講演:鈴木基之 前中央環境審議会会長
「アジアの持続可能な発展と水環境ガバナンス(仮題)」
- 各国発表:
- アジア新興国における水質管理制度の変遷と課題
- Simachaya Wijarn
- タイ国天然資源環境省 副次官
- Alahapperuma Saranga Damith
- スリランカ中央環境庁 局長
- Nguyen The Dongベトナム環境総局
- 副局長
- Vicente Bassig Tuddao, Jr
- フィリピン環境自然資源局
エグゼクティブ・ディレクター
パネルディスカッション:アジアにおける水環境ガバナンス向上に必要な今後のアクションと日本に対する期待(WEPA参加国によるパネルディスカッション)
3.セミナー開催の背景
アジア諸国では、水質汚濁防止のための取組を進めてきました。しかし、都市への人口集中や産業発展、ライフスタイルの変化に伴い、水質汚濁が深刻化してきており、水質管理制度の強化、インフラ整備等の面でさらなる努力が必要となっています。
これらの問題に取り組むため、環境省では、日本を含むアジア13カ国が参加する「アジア水環境パートナーシップ(WEPA)」を通じて、参加国の水環境管理の改善、実施推進のための情報・知識共有を進めてきました。
今年度第2期事業が終了することに伴い、今までの活動で得られた成果をアジアにおける水関連事業(国際協力事業やビジネス含む)に携わる国内の企業、研究機関に対して紹介することを目的とした公開セミナーを開催します。
本セミナーでは、アジア諸国の水質管理制度の現状と今後の取組課題について考えます。アジア諸国では水環境保全分野における国際援助、ビジネス展開を含めた日本への協力の期待が高まっています。アジア各国の水環境保全に取り組んでいる行政官と直接対話ができるこの機会を是非ご活用ください。
4.アジェンダ及び参加者事前登録
参加ご希望の場合は下記ウェブサイトから登録をお願いします。
「アジア水環境パートナーシップ(WEPA)セミナー」
http://www.iges.or.jp/jp/natural-resource/20140123.html
5.アジア水環境パートナーシップ (WEPA) 事業について
アジア地域の水環境問題を解決するには、水環境ガバナンスの改善が不可欠であるとの認識にたち、環境省は平成15年に京都で行われた第3回世界水フォーラムでアジア水環境パートナーシップ(WEPA) を提唱し、平成16年度より事業を開始しました。WEPAには現在アジアの13カ国(カンボジア、中国、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ネパール、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナム、日本)が参加しています。WEPAの活動は5年を1期としており、平成21年4月から第2期の活動を始めています。詳細については下記ウェブサイトをご覧ください。
「アジア水環境パートナーシップ(WEPA)」
http://www.wepa-db.net/jp/index.htm
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課
直通 :03-5521-8312
代表 :03-3581-3351
課長 :宮崎 正信(内線6610)
課長補佐 :安田 将広(内線6618)
係長 :島村 正幸(内線6624)