環境庁は、一般国道159号羽咋道路(石川県)の環境影響評価書について、環境影響評価法第22条第2項の規定に基づき、建設大臣より環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成12年10月5日付けで建設大臣に対し、事業実施時点における道路交通騒音による影響の検討や、事業区域近傍で営巣が確認されているオオタカへの配慮などについての環境庁長官意見を提出した。
路 線 名
(事業区間) |
道路の規模等 |
計画交通量
(台/24h) |
主な手続きの経緯 |
一般国道159号羽咋道路
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一般国道
12.6km
4車線 |
13,900
~
21,800 |
○ |
準備書縦覧
H11/4/26~6/2 |
○ |
知事意見提出
H11/10/7 |
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2. |
環境庁長官意見 |
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本事業の環境影響評価書について、以下の意見を述べるものである。
1.騒音関係 |
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(1) |
供用時の道路交通騒音レベルが環境基準の上限値付近に達することが予測される地点があることから、計画路線と国道159号が近接する地域における複合影響について予測・評価及び必要な対策の検討を実施するとともに、事業実施時点における沿道状況、予測の前提となる最新条件に基づき、計画路線の道路交通騒音による影響について検討し、その結果を踏まえて必要に応じ所要の対策を講じること。
以上の結果及び措置について評価書に記載すること。
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(2) |
工事中、供用時を通じて、関係機関と協力しつつ、関連交通量及び道路交通騒音等沿道環境に係る監視を適切に実施すること。
また、当該措置について評価書に記載すること。
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2.自然関係 |
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事業区域近傍においてオオタカの営巣が確認され、行動圏の一部が当該事業区域に重なっていることから、事業の実施に当たっては、生息状況のモニタリングの結果に基づき、繁殖活動等が確認された場合には、猛禽類に詳しい専門家等の指導・助言を得ながら、営巣及び生息に影響を及ぼす可能性があると判断された場合は、繁殖期の工事実施を避ける、営巣地周辺への接近を極力避ける等の保全措置を適切に行うこと。また、非繁殖期についても、工事による生息への支障が生じないように工法を検討すること。
また、その旨を評価書に記載すること。
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3.その他 |
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本事業に係る道路の構造について、土工部(盛土及び切土の別も含む。)及び橋梁部の位置の概要を評価書に記載すること。 |
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添付資料
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境影響評価課環境影響審査室
室 長 :森谷 賢 (6231)
審査官 :福本 幸造(6232)