報道発表資料

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2000年02月03日

川崎市での自動車交通に係る経路変更等社会実験の実施について

川崎市において平成12年2月に大型貨物車の経路変更等を柱とした社会実験を 行う。
本事業は公健協会(公害健康被害補償予防協会)の健康被害予防事業として川崎市 に委託して実施するものであり、交通流の円滑化や交通量抑制を通じた都市大気汚染の改善を目指して、企業と連携した交通需要マネジメント施策の有効性の確認、実体験に基づく関係者の意見聴取及び必要に応じた施策の修正、関係者の意識向上及び合意形成への気運向上、施策内容の地域住民への周知等を目的としている。

(実施内容)

1.実施時期:平成11年2月

2.対象地区:川崎市東扇島・千鳥地区等(別添地図参照)

3.実験項目:

上記の就業者の多くは国道132号、409号を利用していることから、通勤や企業活動 が集中する時間帯には著しい交通渋滞が発生し地域の大気環境に大きな影響を与えて いると考えられる。このような状況の改善を図るため、次に掲げる社会実験を行う。

(1) 東扇島・千鳥地区交通環境改善連絡協議会による大型貨物自動車の高速湾岸線 への迂回誘導社会実験

時期:平成12年2月7日(月)~10日(木)までの4日間

 産業道路を通常ルートとして利用している大型貨物自動車をこの期間中は、 高速湾岸線を優先的に利用して、一般市民の生活圏への自動車排出ガス及び 交通騒音の影響を低減。また、ドライバーには信号停止や交通渋滞の煩わしさ から開放された快適なドライブを体験してもらい、環境に配慮した、道路選択の 定着化を進める。

○ルート変更参加予定車両2800台(4日間延べ)
○参加企業26社

 

(2) 浮島・小島地区交通環境改善連絡協議会による新たな通勤手法を利用して朝夕の 通勤時間の短縮、座れて快適な通勤及び国道409号線の交通量削減を目指した 社会実験

時期:平成12年2月15日(火)~17日(木)までの3日間

 社会実験通勤ルート: 横浜駅東口YCAT⇔高速湾岸線(高速バス)⇔浮島小島地区 マイカー通勤、路線バス、会社送迎バス等の利用者を対象として、 運行台数は、朝夕(各3台・3日間)の通勤時間帯に高速バス18台を 予定 (別添)

連絡先
環境庁大気保全局自動車環境対策第一課
課 長 :鈴木 安次(6520)
 補 佐 :若林 健一(6525)

特殊法人公害健康被害補償予防協会基金事業部
 部長 阿部  晶
 課長 栗山 俊勝
 03-3586-1526