報道発表資料

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2000年03月17日

東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する国際会合の結果について

平成 12 年 3 月 13 日~ 17 日、インドネシアのジャカルタにおいて、東アジア 10 ヶ国及び国際機関等の専門家・政策担当者により、東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第 2 回暫定科学諮問グループ会合及び第 4 回政府間作業グループ会合が開催された。
 暫定科学諮問グループ会合では、モニタリングガイドライン等の技術文書が採択されたほか、試行稼働で得られたデータのとりまとめ方針が採択された。
 政府間作業グループ会合では、ネットワークの本格稼働開始の合意に向け、ネットワーク活動の具体的内容等が議論された。また、本年 7 月を目途に第3回暫定科学諮問グループ会合及び第 5 回政府間作業グループ会合を、本年 10 ~ 11 月を目途に第 2 回政府間会合を開催し、ネットワークの本格稼動について議論を行う旨の今後のスケジュールが決定された。
1. 会合の概要

平成 12 年 3 月 13 ~ 15 日 第 2 回暫定科学諮問グループ会合
10ヶ国の暫定科学諮問グループメンバー及び国際機関等の専門家が参加
平成 12 年 3 月 16 ~ 17 日 第 4 回政府間作業グループ会合
10ヶ国の政府機関におけるネットワーク政策担当官及び国際機関の専門家が参加
場所:インドネシア・ジャカルタ市内 リージェントホテル

2. 暫定科学諮問グループの結果

(1) 東アジア酸性雨モニタリングネットワーク( EANET )本格稼働に向けてのモニタリングガイドライン及び技術マニュアル等の技術文書が採択された。
(2) 10カ国において実施された試行稼動のモニタリングデータを受け、データの確定作業及び報告書の執筆の方針が決定された。
(3) 乾性沈着及び土壌・植生モニタリングに関するタスクフォースを設置することとされた。

3. 政府間作業グループ会合の結果

 EANET 本格稼動に向けた国際会合のスケジュール、EANET 本格稼動のための文書のあり方、EANET 事務局及びネットワークセンターの決定手続等について議論が行われた。

 今回の会合において、今後の国際会合のスケジュール及び事務局・ネットワークセンター決定手続が決定された。

 今後のスケジュールとしては、7 月に第 3 回暫定科学諮問グループ会合を開催し、試行稼動の報告書について議論するとともに、第 5 回政府間作業グループ会合を開催し、ネットワークの本格稼動に向けてさらに協議し、10 ~ 11 月に第 2 回政府間会合を日本で開催することとされた。

連絡先
環境庁大気保全局大気規制課
課   長 : 仁井 正夫(内線6530)
 課長補佐 : 戸田 英作(内線6548)
 調査係長 : 大橋 孝生(内線6539)

環境庁水質保全局水質管理課
課   長 : 小沢 典夫(内線6630)
 調整係長 : 伊藤一十三(内線6632)

環境庁水質保全局土壌農薬課
課   長 : 西尾  健(内線6650)
 課長補佐 : 藤倉まなみ(内線6652)