報道発表資料
「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」(委員長:一般社団法人 日本経済団体連合会 米倉会長)では、愛知目標の達成に向け、各セクターの参加と連携を促進するため、「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業等の中からUNDB-Jが推奨する連携事業を認定しており、今般、第3弾として11の連携事業を認定しました。(今後も毎年度9月と3月の2回、認定を行う予定です。)
UNDB-J認定連携事業については、UNDB-Jのロゴマークをご使用いただけるとともに、UNDB-Jとしても、生物多様性全国ミーティングや生物多様性地域セミナー等において紹介するなど、積極的な広報活動を行っていきます。
1.UNDB-J認定連携事業(第3弾)
事業名 | 団体名 | 地域 |
---|---|---|
湿地のグリーンウェーブ | NPO法人ラムサール・ネットワーク日本 | 全国 |
公益信託経団連自然保護基金を通じた自然保護活動支援 | 経団連自然保護協議会 | 全国 |
食農環境プログラム (田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト) |
伊豆沼から全国へ超元気を発信する協議会 有限会社伊豆沼農産 |
東北 |
グリーンオイルプロジェクト | 一般社団法人グリーンオイルプロジェクト | 関東 |
宍塚の里山における自然と人の関わりにまつわる 聞き書きと多様な調査にもとづいた保全活動 |
認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会 | 関東 |
コウノトリも住める自然と共生する地域づくり (田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト) |
株式会社野田自然共生ファーム | 関東 |
くれは悠久の森事業 | 悠久の森実行委員会 | 北陸 |
コウノトリと共生するまちづくり事業 (田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト) |
豊岡市 | 近畿 |
中海自然再生事業 | 中海自然再生協議会 | 中国 |
第十堰水辺の教室 | 川塾 | 四国 |
REDD+推進事業 | 一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン | 海外 |
- ※
- UNDB-J認定連携事業の詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
http://undb.jp/authorization/
2.認定について
「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業のほか、UNDB-J構成団体や関係省庁の関連する事業の中から、「多様な主体の連携」、「取組の重要性」、「取組の広報の効果」などの観点から総合的に判断し、UNDB-Jが推奨する事業を認定します。
認定の基準
- 「多様な主体の連携」とは(例)
-
- ・
- 複数のセクターが連携している
- ・
- 国、自治体、NPO、事業者、教育機関など、多岐にわたるセクターが連携している
- ・
- 活動が複数の都道府県にまたがるなど広域性がある
- 「取組の重要性」とは(例)
-
- ・
- 生物多様性の保全及び持続可能な利用に対して具体的な効果が期待される
- ・
- 関連する活動の推進を支援する効果が期待される(他の活動への支援や表彰等)
- ・
- 事業を継続実施できる仕組みが整備されている(事業者の事業活動に組み込まれている等)
- 「取組の広報の効果」とは(例)
-
- ・
- 参加者や支援者の増加により事業効果のさらなる向上が期待される
- ・
- 他の地域でも同様の活動が行われるようになることが期待される
- ・
- 活動に先進性があり、新たな取り組みを誘発する波及効果が期待される
認定のプロセス
事務局において、「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業のほか、
UNDB-J構成団体や関係省庁の関連する事業(UNDB-J幹事に推薦を依頼)の中から、
認定の基準に照らし合わせて認定連携事業候補(案)を作成
↓
UNDB-J運営部会において認定連携事業候補を決定
↓候補団体への確認、追加情報依頼
UNDB-J幹事会において認定連携事業を内定
↓
UNDB-J委員会において認定連携事業を決定
3.ロゴマークの使用
UNDB-J認定連携事業については、UNDB-Jのロゴマークの近くに補足表示を行うことによりロゴマークをご使用いただくことができます。
この事業は 「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」 が推奨する事業として認定を受けています。 |
4.広報
UNDB-Jのウェブサイトや、UNDB-Jが実施する生物多様性全国ミーティング、生物多様性地域セミナー等において紹介するなど、引き続き積極的な広報を行っていきます。
- 生物多様性全国ミーティング:
- 11/10に兵庫県豊岡市で開催予定
- 生物多様性地域セミナー:
- 来年1月に愛媛県で開催予定(熊本県(7/15)、富山県(8/10)で開催済み)
【参考】
- ○
- 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。
(ウェブサイト)http://undb.jp/ - ○
- にじゅうまるプロジェクト
国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)では、愛知目標の達成に貢献するため、自分達のできるプロジェクトと20の個別目標との関連を宣言して行動する「にじゅうまるプロジェクト」を実施しています。
(ウェブサイト)http://bd20.jp/
これまでのUNDB-J認定連携事業
第1弾(H24.9)10事業
事業名 | 団体名 | 地域 |
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田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト | NPO法人ラムサール・ネットワーク日本 | 全国 |
生物多様性の道プロジェクト | 公益財団法人日本自然保護協会 | 全国 |
Earthwatchにじゅうまるプロジェクト 市民参加型生物多様性調査による環境リテラシーの普及 |
NPO法人アースウォッチ・ジャパン | 全国 |
みんなで守ろう! 日本の希少生物種と豊かな自然! SAVE JAPAN プロジェクト |
株式会社損害保険ジャパン 日本興亜損害保険株式会社 |
全国 |
ウミガメ類の生態調査・生息環境保全プロジェクト | NPO法人日本ウミガメ協議会 | 全国 |
海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト | 海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト | 東北 |
味わって知る 私たちの海 | 伊勢・三河湾流域ネットワーク | 中部 |
御所実業高校農業クラブ School Gene Farm Project | 奈良県立御所実業高等学校農業クラブ | 近畿 |
トンボの里プロジェクト | 真庭・トンボの森づくり推進協議会 | 中国 |
徳島での生物多様性地域戦略の策定に関するプロジェクト | 生物多様性とくしま会議 | 四国 |
第2弾(H25.3)10事業
事業名 | 団体名 | 地域 |
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ICTと映像教材の活用による子ども向け次世代環境教育の推進 | 株式会社TREE | 全国 |
動物園・水族館種保存事業 | 公益社団法人日本動物園水族館協会 | 全国 |
いのちの博物館実現プロジェクト | 公益社団法人日本動物園水族館協会 | 全国 |
Come Back Goose -甦れシジュウカラガン! 日本の空に- | 日本雁を保護する会 | 東北 海外 |
生命のにぎわい調査団等の普及啓発活動 | 千葉県生物多様性センター | 関東 |
副業型林業による「さんむ木の駅プロジェクト」 | NPO法人元気森守隊 | 関東 |
トキと暮らす島 生物多様性佐渡戦略 | 佐渡市 | 北陸 |
伊予農希少植物保全プロジェクト | 伊予農業高等学校 伊予農希少植物群保全プロジェクトチーム |
四国 |
綾の照葉樹林プロジェクト | てるはの森の会 | 九州 |
海外希少野生動物保全支援活動 | 認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金 | 海外 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-8150
室長 :堀上 勝 (内:6660)
室長補佐:山内 洋志(内:6662)
担当 :宮崎 公輔(内:6664)