報道発表資料

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2000年03月13日

日本・中国 水俣病経験の普及啓発セミナーの開催について

環境庁は、(財)水と緑の惑星保全機構へ委託し、中国国家環境保護総局との共催により、平成12年3月24日に中国北京市において、中国国家環境保護総局中日友好環境保護センターの協力を得て、水俣病経験の普及啓発セミナーを開催する。
 セミナーには、日本から水俣病患者、被害地域住民、学識経験者、関係自治体職員及び環境庁職員が参加し、それぞれの立場から、水俣病の原因究明過程、健康影響、地域社会への影響等、水俣病の経験を発表し、公害の未然防止や公害が生じた際の迅速な対応の重要性を始めとする教訓を中国の行政官、企業担当者、研究者等に伝える。

 (経 緯)

 水俣病問題の解決に当たっては、平成7年12月に閣議決定された内閣総理大臣談話において、当時の村山総理が「水俣病の悲劇を教訓として謙虚に学び、世界の国々に対し、我が国の経験や技術を活かして積極的な協力を行うなど国際的な貢献をしてまいる所存。」と表明した。

 これを受けて環境庁は、特に開発途上国を中心に水俣病の経験から得た教訓を伝えるため、(財)水と緑の惑星保全機構への委託により、平成8年度はインドネシアにおいて、同国環境省の後援を得て、平成9年度は、フィリピンにおいて、同国環境天然資源省の後援を得て、また、平成10年度は、タイにおいて、同国科学技術環境省の後援を得て、それぞれセミナーを開催したところである。今回のセミナーは4回目であり、水銀汚染を始めとする環境問題の解決に向け取り組んでいる中国において開催するものである。

 (日 時)  平成12年3月24日(金) 午前9時~午後5時05分 
 (場 所)  中日友好環境保護センター(北京市、中国)
 (主 催)  日本国環境庁
        中国国家環境保護総局
 (共 催)  (財)水と緑の惑星保全機構、
        中国国家環境保護総局中日友好環境保護センター
 (協 力)  在中国日本大使館    
 (セミナーでの発表者)別紙プログラムのとおり。
 (中国側傍聴者)約200人
        行政担当者、企業や経済団体の環境担当者、教育関係者、学生など

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局環境保健部保健企画課特殊疾病対策室
室   長 :緒方 剛(内6330)
 室長補佐 :山岸 博(内6331)