報道発表資料
環境省では、避難区域等の住民の不安解消に向けた対策の一環として、平成24年12月より、住民が飲用する沢水のモニタリングを実施しているところです。
今般、平成25年3月~5月の測定結果について取りまとめましたので、公表します。
1.調査概要
(1) 調査対象
福島県内の避難区域等のうち、要望のあった9市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、川俣町、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)において住民が飲用する沢水です。
(2) 調査内容
以下の頻度で沢水を採水し、放射性物質濃度(放射性セシウム(Cs-134、Cs-137))の測定を実施しました。
- 毎月の採水 117箇所(うち、10箇所は年度に1回の採水)
- 自動採水装置による毎日の採水 15箇所(うち、3箇所については5月から採水を開始)
2.結果概要
調査箇所のうち、平成25年3月~5月に採取を行った約1,500検体を検査したところ、飯舘村2検体、葛尾村4検体、川内村2検体で放射性セシウムが検出( Cs-134:不検出~2.3Bq/L、Cs-137:1.4~4.4Bq/L)されましたが、その他の地点、検体では不検出(検出下限値:1Bq/L)でした。
なお、放射性セシウムの検出が見られた検体について、孔径1µmのガラス繊維ろ紙等によりろ過し、再度測定した結果、全検体で放射性セシウムは不検出(検出下限値:1Bq/L)でした。
参考1
参考2
毎月の採水状況の例(川俣町)
動採水装置の設置例(飯舘村)
参考3
前回公表(平成25年3月26日)した沢水モニタリング測定結果の概要
- 福島県内避難区域等のうち、要望のあった8市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)で平成24年12月から飲用沢水のモニタリングを開始。
- 平成25年2月末における調査箇所は、自動採水装置11箇所、毎月採水10箇所。
- 2月までに分析を終えた約700検体のうち、2検体でCs-137 を検出(1.3、1.2Bq/L)、その他はすべて不検出。
3.今後の予定
今後の測定結果については、随時ホームページ上で更新いたします。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局放射性物質汚染対策担当参事官室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-9260
参事官 :森下 哲 (7501)
参事官補佐 :下平 剛之(7528)
担当 :佐藤 滋芳(7539)
水環境課
直通 :03-5521-8316
課長 :宮崎 正信(6610)
課長補佐 :長澤 沙織(6614)
担当 :佐藤 勝彦(6628)