報道発表資料
5月30日(木)、河南省羅山(ラザン)県 において、日本の無償資金協力支援を受け建設していたトキ野生復帰順化ケージの竣工式が現地で行われます。この竣工式に環境省より亀澤玲治自然環境計画課長が出席しますのでお知らせします。
1.経緯
現在、中国政府は、陝西省に続き河南省においてトキ野生放鳥を計画しています。
このたび、在中国日本国大使館による草の根・人間の安全保障無償資金協力「河南省羅山(ラザン)県自然保護を通じた生活環境改善計画」やJICA「人とトキが共生できる地域環境づくりプロジェクト」による支援により、トキ野生復帰順化ケージが完成し、竣工式が開催されることとなり、環境省より亀澤玲治自然環境計画課長が出席することとなりました。
2.竣工式について
日時: | 平成25年5月30日(木) 現地時間 9時30分~1時間半程度 | |
場所 | 河南省羅山(ラザン)県董寨(ドンサイ)国家級自然保護区 (河南省信陽市羅山県) | |
出席者: | 日本側: | 岡崎雄太・在中国日本国大使館 一等書記官 亀澤玲治・自然環境局自然環境計画課長 宮崎 卓・国際協力機構(JICA)中国事務所次長 他 |
中国側(予定):国家林業局、河南省林業庁、信陽市、羅山県幹部 他 |
3.案件概要
トキ野生放鳥を計画している羅山(ラザン)県
においては、これまで小さな飼育ケージしかなく野生復帰前の飛翔訓練等ができない状況にあった。このため、今後予定される人工飼育個体群を野生に復帰させるプロジェクト実施のためのトキ野生復帰順化ケージ(ケージ面積2,800m2)を建設することとなったが、自然保護区の財政状況が苦しく、建設資金全額を捻出することが困難であるため、河南董寨(ドンサイ)国家級自然保護区管理局が日本政府に支援を要請したものです。
なお当地域ではトキ野生復帰後、バードウォッチングなどエコツーリズムの発展や有機農産物の販売により、トキが生息できる環境条件を生かし、地元住民の生活改善や収入向上を図ることを目標としています。
4.取材問い合わせ
現地での取材を希望される方や内容についてのお問い合わせは、野生生物課 中屋(内線6464)又は 柳谷(内線6468)まで連絡願います。
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 :中島 慶二(6460)
課長補佐:山本 麻衣(6475)
専門官 :中屋 俊満(6464)
直通:03-5521-8283
代表:03-3581-3351