報道発表資料
環境省では、平成24年度東北地方太平洋沿岸地域自然環境調査等業務の報告書及び植生図、植生改変図、海岸線位置情報等の調査データを公開しました。
1.概要
東日本大震災は、東北地方太平洋沿岸地域の自然環境に大きな影響を与え、
現在もその自然環境は変化し続けています。環境省では、そのような自然環境
の変化を把握するため、これまで行ってきた自然環境保全基礎調査やモニタリ
ングサイト1000などの調査に加え、平成24年度東北地方太平洋沿岸地域自然環
境調査等業務として、対象地域(主に、青森県から千葉県までの太平洋沿岸地
域)における震災前後の植生、海岸の変化状況を面的に把握する調査や、藻場・
干潟などの定点調査を行いました。また、対象地域において行われた自然環境、
生物多様性に関する調査・研究の情報を収集・整理するとともに、様々な主体
が情報を共有するためのウェブサイトを昨年8月31日から公開しています。
(http://www.biodic.go.jp/Tohoku_Portal/)。
この度、ウェブサイト上で、本業務の報告書及び以下の調査データを新規、
追加で公開したのでお知らせします。
2.公開データ
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- 平成24年度東北地方太平洋沿岸地域自然環境調査等業務報告書(PDF)
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- GISデータ(shape形式)
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- 海岸線位置情報
海岸線の位置や自然海岸、半自然海岸、人工海岸などの区分を表したものです。 - ・
- 旧版地図判読結果
明治後期から大正前期にかけて作成された旧版地図を判読し、旧河道、河川、湖沼、湿地、砂丘、砂浜の区域を抽出した図です。 - ・
- 震災前植生図
既存の環境省植生図をベースに、震災前の写真判読により修正を加えた植生図です。( 撮影時期: 2000年6月~ 2010年1月) - ・
- 震災後植生図
震災後の写真判読と現地調査から作成した植生図です。植生情報に加え、被災状況( 流出、倒伏、裸地化等)を表した図です。
(撮影時期: 2011年3月~ 2012年4月) - ・
- 植生改変図
震災前植生図と震災後植生図を比較し、震災前後の改変状況を表した図です。 - ・
- 植生現地調査報告
植生現地調査(事前調査、組成調査、植生景観調査、特定外来生物( 植物)調査等)の速報と現地写真です。 - ・
- 藻場分布情報
藻場分布に関する既存資料の収集結果をまとめた図です。 - ・
- 生態系監視調査
生態系監視調査の調査位置や概要を表したものです。 - ・
- 環境省以外の主体が行った調査等の情報
環境省以外の組織、研究者が、主に地震、津波等の影響を把握するために行った調査の位置や概要を表したものです。
- 連絡先
- 環境省自然環境局生物多様性センター
電話:0555-72-6033(直通)
センター長 :中山 隆治
総括企画官:鑪 雅哉
科長 :佐藤 直人