報道発表資料
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES※)への先住民及び地域住民の知識体系の貢献に関する専門家ワークショップが6月9日(日)~11日(火)に国連大学(東京)で開催されます。
このワークショップに参加する専門家について、主催者により公募がなされていますので、お知らせします。
※IPBES(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services)
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)は、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された政府間組織です。科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能を柱とし、気候変動分野で同様の活動を進めるIPCCの例から、生物多様性版のIPCCと呼ばれることもあります。
ワークショップ概要
- 名称:
- IPBESへの先住民及び地域住民の知識体系の貢献に関する専門家ワークショップ
International Expert and Stakeholder Workshop on the Contribution of Indigenous and Local Knowledge Systems to IPBES:
Building Synergies with Science - 日程:
- 6月9日(日)~11日(火)
- 主催:
- IPBES 学際的専門家パネル(MEP)
- ホスト:
- 環境省
- 共催:
- UNESCO、国連大学(UNU)
- 会場:
- 国連大学本部(東京・青山)
- 目的:
- 先住民及び地域住民の知識体系をIPBESにおいて活用するための手続きの検討と特定
- 生物多様性、生態系サービス及び人間の福利の相互関係に関する概念的枠組みにおける、先住民及び地域住民の知識体系や世界観の扱いについての検討
経緯等
- IPBESのMEPはIPBES第1回総会(2013年1月)で設立されました。本ワークショップはMEPが開催する初めてのワークショップとなります。
- 環境省は、IPBESの具体的活動の早期の開始を推進するため、IPBESの設立準備段階から関連会議に積極的に参加する他、これまでも関連ワークショップの開催等を実施しています。本ワークショップを含め、引き続き科学的評価を始めとする活動開始に向けて貢献していく予定です。
- 今回のワークショップの成果は、7月以降に予定されているIPBESの概念的枠組み案の策定ワークショップ(注)にインプットされるとともにIPBES第2回総会に提出されます。
専門家の公募について
- 本ワークショップに参加する専門家は、国、団体等から推薦を受けた専門家の中から主催者により選定されます。詳細についてはIPBESのウェブサイトhttp://www.ipbes.net/plenary/intersessional.html をご覧ください。
(注)IPBESの概念的枠組み案の策定ワークショップ
IPBES第2回総会に向けて概念的枠組み案を策定するためMEPにより開催されるものです。開催時期及び場所は現在未定ですが、主催者により参加する専門家について同じく公募がなされています。詳細については上記ウェブサイトをご覧ください。
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
(代表 : 03-3581-3351)
(直通 : 03-5521-8275)
室長 : 奥田 直久 (内 : 6480)
企画官 : 中尾 文子 (内 : 6483)
専門官 : 久慈 淳一郎 (内 : 6485)