報道発表資料
1月24日(木)に福島県いわき市にて日中韓自然災害による環境影響対応セミナーを開催しました。
1.日程
- 平成25年
- 1月24日(木)セミナー、視察
1月25日(金)視察
2.場所
福島県いわき市「グランパークホテル エクセルいわき」
3.参加者
環境行政担当者、地方自治体、専門家、災害復興関係者等
4.主な議論等
[1]特別講演
セミナー冒頭に、福島大学名誉教授・明治大学客員教授の鈴木浩氏による「東日本大震災からの復興と原発災害への対応」と題する特別講演が行われ、除染の課題、情報共有体制整備の必要性等が強調された。
[2]セッション1「取組の現状について(報告)」
環境省から、[1] 災害廃棄物等の処理、[2] 除染・中間貯蔵施設の現状、[3] 環境モニタリング、海洋汚染・漂着ごみ、健康保護措置、グリーン復興プロジェクト、被災ペット対策に関して報告を行った。
[3]セッション2「自然災害による環境影響への対処:課題と教訓」
韓国から、韓国の災害の特徴及び災害管理体制、化学物質に係る事故対応の現状及び有害化学物質事故への対応に関する課題と教訓、平時及び非常時の環境放射線モニタリングに係る取組について発表がなされた。
続いて、中国から、中国の環境非常事態管理体制、四川大地震の概要及び4つの原則に基づく災害対応の紹介、黒竜江省及び吉林省における災害対策に関する発表がなされた。その後、活発な意見交換・質疑応答が行われた。
[4]セッション3「自然災害による環境影響対処に係る日中韓の協力について」
災害による環境影響対処に係る日中韓の協力について議論が行われた。
参加者は、本セミナーの結果を踏まえ、引き続き災害対策に関する日中韓協力について検討を行うとともに、セミナー結果については、日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM: Tripartite Environment Ministers Meeting)へも報告を行うことで合意した。
[5]視察
24日のセミナー終了後、日中韓の参加者にて、いわき市内のがれき仮置場(豊間中学校校庭)の視察を行った。また、25日には、環境水族館アクアマリンふくしまを視察し、同館の被災状況及び復興に関する説明を受けた。
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8248
室長 :川又 孝太郎 (内線:6765)
室長補佐:西前 晶子 (内線:6761)
担当 :大塚 華 (内線:6764)