報道発表資料

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2000年05月30日

トキ増殖技術現地検討会の結果について

本日午後、佐渡トキ保護センターにおいて開催された、トキ増殖技術検討会(座長:菅谷博(すがや ひろし)上野動物園長)において、第3クラッチの取り扱い等について検討されましたので、その結果をお知らせします。

1.第3クラッチの取り扱いについて
 
 明日(5月31日)午前、巣から全ての卵を採卵し、擬卵と交換する。
 採卵した卵はすみやかに検卵し、有精卵が3個以上の場合には、擬卵の抱卵状況を見ながら一部を再度巣に戻し自然ふ化を試みることを検討する。その他の卵はふ卵器での人工ふ化とする。
 有精卵が2個以下の場合には、ふ卵器での人工ふ化とする。
 
2.今年ふ化したヒナの取り扱いについて
 
 昨年の優優の飼育経験を踏まえ、引き続き慎重に飼育を行う。
 
3.今年ふ化したヒナの性別判定等について
 
 ふ化後に殻の中に残った細胞(現在冷凍保存中)を使って、2羽の性別判定を試みる。(上野動物園が実施予定。)
連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
担 当 :鳥居・樋口(6465)