報道発表資料
国立環研究所では、このほど以下の3編の報告書をとりまとめたので公表する。
(1)湖環境指標の開発と新たな湖沼環境問題の解明に関する研究
(2)環中の有機塩素化合物の暴露量評価と複合健康影響に関する研究
(3)環負荷の構造変化から見た都市の大気と水質問題の把握とその対応策に関する研究
これら課題は、いずれも国立環境研究所の特別研究として行われたもので、
(1)及(2)は平成4~8年度、(3)は平成5~8年度にかけて実施された。
課題(1)では、湖沼の有機物指標として、内容の明白さ、管理への応用、操作性の観点か、現状では乾式法の全有機炭素(TOC)が適当であることを明らかにするとともに、湖沼の富栄養化に伴い発生するアオコ(ラン藻類)を目視でレベル分けする方法を開発する等の成果を得た。
課題(2)では、有機塩素化合物の日本全体の環境放出量の推定を行い、環境への放出総量は揮発性化合物が多く、水や底質中の有機塩素濃度には漂白殺菌により生成する有機塩素化合物が大きな寄与をしていることが認められた。
課題(3)では、航空機観測等により、山岳地域や海上を含む広域な汚染大気の循環現象を初めて明らかにするとともに、富栄養化対策の一環として合併処理浄化槽に関する技術開発を行った。
以上の報告書は、国立国会図書館等で閲覧できるほか、国立環境研究所環境情報センターで頒布している。
(1)湖環境指標の開発と新たな湖沼環境問題の解明に関する研究
(2)環中の有機塩素化合物の暴露量評価と複合健康影響に関する研究
(3)環負荷の構造変化から見た都市の大気と水質問題の把握とその対応策に関する研究
これら課題は、いずれも国立環境研究所の特別研究として行われたもので、
(1)及(2)は平成4~8年度、(3)は平成5~8年度にかけて実施された。
課題(1)では、湖沼の有機物指標として、内容の明白さ、管理への応用、操作性の観点か、現状では乾式法の全有機炭素(TOC)が適当であることを明らかにするとともに、湖沼の富栄養化に伴い発生するアオコ(ラン藻類)を目視でレベル分けする方法を開発する等の成果を得た。
課題(2)では、有機塩素化合物の日本全体の環境放出量の推定を行い、環境への放出総量は揮発性化合物が多く、水や底質中の有機塩素濃度には漂白殺菌により生成する有機塩素化合物が大きな寄与をしていることが認められた。
課題(3)では、航空機観測等により、山岳地域や海上を含む広域な汚染大気の循環現象を初めて明らかにするとともに、富栄養化対策の一環として合併処理浄化槽に関する技術開発を行った。
以上の報告書は、国立国会図書館等で閲覧できるほか、国立環境研究所環境情報センターで頒布している。
1 公表する報告書の名称及び担当
(1)国立環境研究所特別研究報告
「湖沼環境指標の開発と新たな湖沼環境問題の解明に関する研究」
(担当:地域環境研究グループ湖沼保全研究チーム総合研究官 今井章雄)
(2)国立環境研究所特別研究報告
「環境中の有機塩素化合物の暴露量評価と複合健康影響に関する研究」
(担当:化学環境部計測技術研究室長 相馬悠子)
(3)国立環境研究所特別研究報告
「環境負荷の構造変化から見た都市の大気と水質問題の把握とその対応策に関する研究」
(担当:地域環境研究グループ都市大気保全研究チーム総合研究官 若松伸司)
2 報告書の要旨 (別添のとおり)
3 報告書頒布の問い合わせ先
国立環境研究所環境情報センター研究情報室(TEL 0298-50-2343)
添付資料
- 報告1[PDFファイル] [PDF 38 KB]
- 報告2[PDFファイル] [PDF 85 KB]
- 報告3[PDFファイル] [PDF 73 KB]
- 報告1(図3)[JPGファイル] [JPG 359 KB]
- 報告1(図1,2,4)[GIFファイル] [GIF 366 KB]
- 連絡先
- 環境庁国立環境研究所
主任研究企画官:小野川和延 (0298-50-2302)
担当(1) :今井 章雄 (0298-50-2405)
担当(2) :相馬 悠子 (0298-50-2463)
担当(3) :若松 伸司 (0298-50-2554)
環境庁企画調整局環境研究技術課
課長 :石川 明彦 (03-5521-8238)
課長補佐 :山本 秀正 (03-5521-8240)