報道発表資料

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2000年05月24日

第3回「尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会」の開催について

近年、日光国立公園の尾瀬地区において、野生シカの採食等による植生への影響が深刻化しており、尾瀬湿原及び周辺部の自然植生の破壊が懸念されている。そこで、環境庁では、野生シカの管理対策及び自然植生の保護方策について検討等を行っているところであるが、その検討調査の委託先に設置された「尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会」の第3回検討会が平成12年5月26日(金)に前橋市で開催される。

1.概要

  尾瀬等に生息する野生シカの生息状況調査等を踏まえ、シカ対策及び自然植生の保護方策を検討することを目的として環境庁が実施している「日光国立公園尾瀬周辺シカ対策に関する検討調査」の一環として、その委託先である(財)自然環境研究センターにおいて設置されている「尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会」の第3回検討会が次のとおり開催される。
  なお、検討会の設置は、平成11年度及び12年度の2ヶ年。平成11年度は第1回の検討会が1月21日に前橋市において、第2回の検討会が3月13日に福島市においてそれぞれ開催された。これまでの検討では、尾瀬のシカについて、当面は尾瀬の現在の植生を守るとの観点から、関係機関・団体が連携して人為的に排除するとの基本方針案が大筋で合意された。平成12年度の検討会は2回開催し、シカの具体的な排除方法を含め尾瀬地区における適切なシカ管理方策を検討する予定。

2.検討会の構成

別紙のとおり

3.開催日時・会場

日  時  平成12年5月26日(金) 午前10時~午後0時30分
会  場  前橋市古市町1-35-1 「群馬厚生年金会館3F百合」
*検討会の公開   報道関係者の傍聴可

4.第3回検討会の検討事項

・ 当面のシカ対策の実施方法等についての意見交換
・ その他

添付資料

連絡先
環境庁自然保護局国立公園課
課       長 :田部 和博 (内6440)
 課 長 補 佐 :徳丸 久衛 (内6442)
 係       長 :藤森 貞明 (内6448)

環境庁自然保護局北関東地区自然保護事務所
所        長 :西塔 紀夫
 湿原生態管理官 :上野 紀代子
 電        話 :0288-54-1076