報道発表資料

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2000年05月22日

トキ洋洋の第3回目の産卵行動について

佐渡トキ保護センターにて飼育中の<u>トキ洋洋(ヤンヤン:雌)に、再度、産卵と思われる動作が観察されました</u>ので、お知らせします。

1. 佐渡トキ保護センターで飼育中のトキ友友(ヨウヨウ:雄)と洋洋(ヤンヤン:雌)のペアについて、19日夕方から抱卵と思われる就巣活動が見られ、21日16時頃には産卵と思われる動作が観察された。

2. 巣内の卵の有無は確認できていないが、これまでの一連の産卵行動と同様の動作であることから、産卵した可能性があるものと考えられる。今回産卵していれば、今年第3回目の産卵(第3クラッチ)となる。

3. 今後の採卵等の扱いについては、5月30日に佐渡トキ保護センターでトキ増殖技術現地検討会を開催し、今年誕生したヒナ2羽の飼育方針等と併せて検討する予定。

4. なお、ヒナ2羽は順調に成長しており、本日午後、2羽とも育雛(いくすう)器から育雛ケージの保温室(約5m2)に移した。

 

(参考)
  これまでの経過
    第1クラッチ

産卵行動を確認 : 4月9、11、13日
採卵(3個) : 4月17日
検卵の結果2個が有精卵 : 4月21日
1卵目のふ化 : 5月8日
2卵目のふ化 : 5月10日

    第2クラッチ

産卵行動を確認 : 4月25、30日
採卵(4個) : 5月8日
検卵の結果全て無精卵 : 5月15日
連絡先
環境庁自然保護局野生生物課
課 長 :森 康二郎(6460)
 担 当 :植田・樋口(6465)