報道発表資料
生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)が、10月8日(月)~19日(金)に、ハイデラバード(インド)で開催されます。
本会合では、戦略計画及び愛知目標の進捗、資源動員戦略、名古屋議定書の状況、海洋・沿岸の生物多様性、多様な主体の参画等、広範な分野について議論される予定です。
また、会期中の16日~19日には、並行して閣僚級会合が開催され、戦略計画の実施等について、閣僚間で議論が行われる予定です。
1.経緯
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- 条約の正式名称は、「生物の多様性に関する条約」。生物多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を実現することを目的として、1992年に採択された。現在、締約国は、193カ国・地域。
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- 2010年10月に愛知県名古屋市で開催されたCOP10では、我が国が議長国を務め、生物多様性に関する新たな世界目標である愛知目標の採択や、遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する名古屋議定書の合意など、歴史的な成果が得られた。また我が国は、これまで2年間、議長国としてCOP10成果の着実な実施を推進。
(参考)最近の締約国会議の開催状況
- COP7
- 2004年 2月 クアラルンプール(マレーシア)
- COP8
- 2006年 3月 クリチバ(ブラジル)
- COP9
- 2008年 5月 ボン(ドイツ)
- COP10
- 2010年10月 愛知県名古屋市
2.会議概要
(1)会議名称
日本語:第11回締約国会議
英語:The eleventh meeting of the Conference of the Parties
(2)開催日程
平成24年10月8日(月)~19日(金)
※並行して、16日(火)~19日(金)に閣僚級会合が開催される予定
(3)開催場所
ハイデラバード(インド)、ハイデラバード国際会議場
(4)主な議題
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- 愛知目標の進捗及び促進策
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- 資源動員戦略
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- 名古屋議定書の状況
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- 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)との協働
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- 海洋・沿岸の生物多様性
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- 持続可能な利用
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- 生態系回復
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- 多様な主体の参画
(5)閣僚級会合
16日(火)~19日(金)に閣僚級会合(ハイレベルセグメント)がインド政府主催で開催され、各国閣僚から発言が行われるほか、戦略計画の実施、生計・貧困削減と生物多様性、名古屋議定書の実施等について議論される予定。
3.サイドイベント
環境省関連のサイドイベントについては、別添を参照。
4.その他
我が国は、COP10議長としてCOP11の開会を宣言し、COP11の議長選出までその役割を担うこととなっている。なお、COP11開会式では、COP10で実際に議長を務めた松本 龍 元環境大臣が挨拶をする予定。
- 【本会合の公式ウェブサイト】
- http://www.cbd.int/cop11/
- 【報道関係者向け情報サイト(参加登録方法を含む)】
- http://www.cbd.int/cop11/media-info/
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-8273
室長 :奥田 直久 (内線6480)
室長補佐:守分 紀子 (内線6485)
専門官 :久慈淳一郎(内線6485)