報道発表資料

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2012年09月13日
  • 自然環境

「生物多様性国家戦略2012-2020」の策定に関する中央環境審議会の答申について(お知らせ)

 本日9月13日に開催された中央環境審議会自然環境・野生生物合同部会(平成24年度第2回)において、「生物多様性国家戦略2012-2020」の策定に関する答申案が取りまとめられ、同日付けで中央環境審議会会長から答申が行われました。
 答申書は、本日、武内和彦自然環境・野生生物合同部会長より、細野環境大臣に手交されます。

1.経緯

 生物多様性国家戦略は、生物多様性条約第6条及び生物多様性基本法第11条の規定に基づき、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する政府の基本的な計画として、政府が策定する計画です。わが国は、1995年(平成7年)に最初の生物多様性国家戦略を策定し、その後、2002年(平成14年)、2007年(平成19年)、2010年(平成22年)に策定しており、今回は5番目の国家戦略となります(生物多様性基本法に基づく国家戦略としては2番目)。
 その後、2010年(平成22年)10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、生物多様性に関する世界目標となる愛知目標が採択され、各国はその達成に向けた国別目標を設定し、生物多様性国家戦略に反映することが求められました。また、昨年3月には東日本大震災が発生し、これまでの人と自然との関係をいま一度見つめ直し、今後の自然共生社会のあり方を示すことが必要となりました。
 このため、2012年(平成24年)1月27日付けで、環境大臣より中央環境審議会会長に対して、生物多様性国家戦略の変更について諮問し、同審議会自然環境・野生生物合同部会(部会長:武内和彦東京大学サステイナビリティ学連携研究機構教授)において審議が行われてきました。
本日開催された合同部会において答申案が取りまとめられ、同日付けで中央環境審議会会長から細野豪志環境大臣に答申が行われました。

2.答申のポイント

 「生物多様性国家戦略2012-2020」のポイントは別添1のとおりです。

3.今後の予定

 本答申を踏まえ、本年9月下旬に「生物多様性国家戦略2012-2020」を閣議決定する予定です。

 添付資料

別添1 「生物多様性国家戦略2012-2020」のポイント
別紙1 生物多様性国家戦略の役割・策定経緯等
別紙2 愛知目標の達成に向けたわが国の国別目標
別紙3 生物多様性国家戦略2012-2020における具体的施策の数値目標

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
代表   :03-3581-3351
直通   :03-5521-8273
室長   :奥田 直久(内線6480)
室長補佐:川越 久史(内線6481)
担当   :岩浅 有記(内線6482)

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