報道発表資料

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2012年06月13日
  • 地球環境

高効率な照明製品への切替えに関する関係業界への要請とキャンペーン「あかり未来計画」の開始について(お知らせ)

 生産性・快適性を維持しつつ節電を進めることは、業務・家庭部門の地球温暖化対策として、効果的な対策の一つと言えます。この観点からは、例えば冷蔵庫に次ぎ家庭での電力消費が多い照明について、白熱電球から電球形蛍光ランプやLED照明等への切替えに関する対策が重要です。
 このため、環境省及び経済産業省は家庭等で使用される照明製品に関し、今年度以降なるべく早期に省エネ性能に優れた電球形蛍光ランプやLED照明等高効率な照明製品への切替えが進むよう、関係する各主体がそれぞれの立場で実施することができる取組について、一層の積極的な対応を関係各方面に協力要請をすることとしました。
 また、これと併せて関係団体等からなる省エネあかりフォーラムと協働で、照明に関する省エネルギーについて国民の理解、行動を促進するためのキャンペーン「あかり未来計画」を実施します。

1.背景

 我が国は、これまで地球温暖化対策の推進等に向けて、省エネルギー対策など、官民をあげた取組を実施してきたところですが、東日本大震災以降は、節電を中心とする省エネルギー対策の推進が一層重要となっています。
 特に、エネルギー消費量が引き続き増加傾向にある業務・家庭部門の省エネルギー対策・地球温暖化対策が重要となるところですが、生産性・快適性を維持しつつ、節電に資する省エネを進める観点からは、白熱電球から電球形蛍光ランプやLED照明等への切替えに関する対策が重要となります。
 2008年5月に経済産業省から「省エネランプ等の普及促進対策について」を発出し、家庭等で使用される一般的な白熱電球の生産・出荷に関し、2012年を目途に、原則として電球形蛍光ランプなど省エネ性能の優れた製品への切替えへの実現を目指し、関係各方面に呼びかけ」を行ったところです。当該呼びかけを踏まえ、大手家電メーカーでは2012年を目途に一般的な白熱電球の製造・出荷を行わないこととなる予定です。また、各事業者において省エネランプ普及のための普及啓発活動等に取り組んでいただいているところです。

2.要請

 今般、環境省及び経済産業省は、家庭等で使用される照明製品に関し、今年度以降なるべく早期に省エネ性能の優れた製品への切替えを実現すべく、広く国民に対して普及啓発を行うとともに、併せて、消費者の一層の理解促進・販売事業者における一定の配慮について、関係各方面に呼びかけを行うことといたしました。
 具体的には、省エネ性能についての消費者の理解増進に係る情報提供の実施に加え、消費者の理解が深まることを前提に、家庭で多用されている口金26型白熱電球等について、省エネ性能に優れた電球形蛍光ランプ・LED照明等高効率な照明製品への切替えが進むよう、関係する各主体が、それぞれの立場で実施することができる取組について、一層の積極的な御対応を頂くよう、関係各方面協力を要請します(別紙1)。
 要請は、省エネあかりフォーラム(別紙2)にあてて発出し、同フォーラム委員の所属する業界団体関係企業に周知されます。

3.キャンペーン「あかり未来計画」(主催:環境省、経済産業省、省エネあかりフォーラム)

(1)背景・目的

 横光環境副大臣及び中根経済産業大臣政務官より、上記要請に併せて省エネあかりフォーラムに対して普及啓発のキャンペーンを協働で行うことを要請しました。これを受けて、環境省、経済産業省、省エネあかりフォーラムは、今後の照明の高効率化を加速するために以下のことを国民に幅広く知ってもらい、行動に結びつけていくことを目的としてキャンペーン「あかり未来計画」を行います。

1)家庭用の照明を変えていくことの必要性
[1]
CO2削減、節電の面から磁気式蛍光灯を器具ごとHf式やLEDに買い換えることの重要性と利点
[2]
自然採光、部分照明等も重要であること
[3]
家庭で多用されている口金26型白熱電球等について、[1]性能面から代替可能であり、[2]CO2削減や節電の効果を有し、[3]長期で見れば経済的でもある、というところからLED照明や電球形蛍光ランプに買い換えをすべきこと。
2)業務用の照明を変えていくことの必要性
[1]
CO2削減や節電の面から、磁気式蛍光灯を器具ごとHf式やLEDに買い換えることの重要性と経済性
[2]
自然採光、部分照明等も重要であること

(2) キャンペーンの内容

1)
ウェブサイト(URL:http://www.challenge25.go.jp/akari/)を用いて広報
2)
ポスター(別紙3)、リーフレット(別紙4)を全国の行政機関、小売店等で掲出、配布
3)
ステッカー(別紙5)及びポスターをモチーフにしたレジ画面(別紙6)を高効率照明を導入し、キャンペーンに協力するコンビニエンスストア等で掲出
4)
夏に引き続き秋、冬にも照明の切替えを訴求するイベントを行う(詳細は続報をお待ちください。)。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課
代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8249
     課長    : 室石 泰弘(6770)
     課長補佐 : 永見 靖  (6042)
            国民生活対策室
     室長補佐 : 佐藤 匡廣(6792)
     担当    : 相澤 和春(6793)

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