報道発表資料

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2000年05月08日

国連持続可能な開発委員会第8回会合(CSD8)の結果について

4月24日(月)から5月5日(金)まで、国連本部(ニューヨーク)で国連持続可能な開発委員会第8回会合(CSD8)が開催された。4月26日(水)から4月27日(木)まで開催された閣僚級ハイレベル会合には、岡田環境事務次官等が出席した。

1. 概要

  国連持続可能な開発委員会は、1992年に開催された地球サミットで合意されたアジェンダ21行動計画等のフォローアップを目的として、1993年国連に設置された委員会である。今回の第8回会合においては、1997年の国連環境開発特別総会(UNGASS)において合意された多年次作業計画に基づき、「2002年のアジェンダ21の包括的レビュー(リオ+10)の準備」、「貿易・投資・経済成長」、「資金源」、「土地資源の統合的計画・管理」、「農業」、等を主なテーマとして議論が行われた。主な日程は、以下のとおりであった。

4月24日(月)から25日(火)
  「持続可能な農業と農村開発」をテーマとした多主体間対話(マルチ・ステークホルダー・ダイアログ) 
4月26日(水)から27日(木)
  主なテーマに関する閣僚級ハイレベル会合
5月1日(月)から4日(木)
  CSD8の採択文書を作成するための事務レベルの交渉
5月5日(金)
  CSD8決定の採択、閉会、CSD9第1回会合(CSD9議長団の選出、CSD9議長としてチェコのモルダン氏を選出)

2. 今回会合の主たる採択文書

  「持続可能な農業と農村開発」をテーマとした多主体間対話及び閣僚級ハイレベル会合では、CSD8議長であるマイヤー議長(コロンビア環境大臣)により議長サマリーがまとめられたほか、以下にテーマに関する文書がとりまとめられた。なお、確定した文書については近日中にCSDのホームページ(URLは"http://www.un.org/esa/sustdev/")に掲載される予定。

  1)  2002年のアジェンダ21の包括的レビュー(リオ+10)の準備
  2)  貿易・投資・経済成長
  3)  資金源
  4)  土地資源の統合的計画・管理
  5)  農業
  6)  森林に関する政府間フォーラム(IFF)の報告

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部企画課
課  長 :一方井誠治(6731)
 調査官 :薄木  三生(6748)
 補  佐 :尾川    毅(6721)
 専門官 :永山    透(6755)