東日本大震災の被災地における大気環境モニタリング調査結果の公表について（お知らせ）

　環境省では、平成23年５月から東日本大震災の被災地（岩手県、宮城県、福島県及び茨城県）において、常時監視対象物質（二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び一酸化炭素）、ダイオキシン類及び有害大気汚染物質（優先取組物質）について、大気環境モニタリング調査を実施していることころでありますが、今般、平成23年12月から再度現地調査を実施し、その調査結果がまとまりましたので公表いたします。各測定物質の環境基準値及び環境指針値と比較したところ、測定した地点すべてにおいて、濃度が環境基準値等以下となりました。

記

１．試料採取年月日

平成23年12月６日（火）～平成24年２月５日（日）

２．調査地点の考え方

具体的な測定地点の選定に当っては、

[1]津波の被害にあった工業地帯の付近等有害物質が流出している可能性が比較的高い地域

[2]ヘドロが大量に打ち上げられている地域

[3]ダイオキシン等有害物質の発生が懸念される地域

等を中心に、地方公共団体の要望を踏まえ37地点を選定。

３．試料採取、分析方法

[1]: 試料採取時間は１地点当たり24時間。
[2]: 「環境大気常時監視マニュアル（第6版）」、「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル」及び「有害大気汚染物質測定方法マニュアル」に基づき実施。

４．評価結果

　評価は、各測定物質の環境基準値及び環境指針値と比較して行った。その結果、測定した37地点すべてにおいて、全対象物質の濃度が環境基準値及び環境指針値以下であった。

（詳細等別紙）

添付資料

連絡先: 環境省水・大気環境局大気環境課
直通　　　：03-5521-8295
代表　　　：03-3581-3351
課長　　　：山本　光昭(6530)
課長補佐：苔口　聖史(6572)
係長　　　：福田　悠平(6572)