報道発表資料

この記事を印刷
2000年08月28日

環境のための地球規模の学習及び観測(GLOBE)計画の有効期間の延長について(日米政府間の交換公文の締結)

GLOBE(グローブ)計画に係る協力に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の交換公文の有効期間延長(5年間)を目的とする書簡の交換が、平成12年8月28日、ワシントンにおいて行われた。これにより、同計画に係る協力に関する交換公文の有効期間は平成17年8月28日まで延長される。
 この後、同計画に係る実施取決めの効力を延長することを目的とする書簡の交換が環境庁とアメリカ合衆国商務省海洋大気局との間、及び文部省と同局との間においてなされる予定。
1  GLOBE計画
1994(平成6年)年のアースデーに米国よって提案された、「環境のための地球規模の学習及び観測(Global Learning and Observations to Benefit the Environment:GLOBE計画)」。現在、我が国を含めて92か国が参加。
世界の各国の子どもたちが地域の気象観測等を行い、データをインターネットを通じて米国のグローブデータ処理センターへ送信すると、画像処理された「地球環境イメージ」が提供されるもの。また、参加した子どもたち相互のメールでの交信も可能。子どもたちの地球環境の学習の促進や、子どもたちに地球環境の保全に参画する機会を提供することを目的。
我が国では、環境庁及び文部省が平成7年度から参加。

2  環境庁における取組
「こどもエコクラブ」活動を通じて参加。
地方自治体に対し、こどもエコクラブ活動の一環としてGLOBE計画への参加呼びかけを行うとともに、地方自治体に対する研修会を実施。また、参加を希望する自治体を米国のグローブ事務局に対し登録。
現在、板橋区立エコポリスセンターなど25施設(初年度である平成7年度は7施設)において実施中。
同計画は、環境学習にとどまらず、国際交流、IT体験など、子どもたちにとって大変有意義なものであることから、環境庁では同計画への参加がさらに拡大していくよう支援していく。

<参考>文部省における取組
全国の中学校を対象にGLOBE計画モデル校を選定。平成12年度は18校が参加。
連絡先
環境庁企画調整局企画調整課環境保全活動推進室
室    長 :松村 隆   (6196)
 室長補佐 :弥永 理絵 (6262)
 担    当 :山石、本間 (6272)