報道発表資料

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2000年08月25日

地球環境研究総合推進費公開シンポジウム「海洋と生物多様性の“今”;地球の“未来”を考えよう」の開催について

環境庁では、地球環境研究総合推進費(以下、「推進費」という。)による研究成果を広く一般に普及することを目的として、「海洋と生物多様性の“今”;地球の“未来”を考えよう」と題する公開シンポジウムを平成12年10月3日(火)に、国際連合大学にて開催する。公開シンポジウムでは、大島康行氏((財)自然環境研究センター理事長)が特別講演を行う他、「海洋汚染を考える」及び「生物多様性の保全を考える」をテーマに、第一線で活躍中の研究者が、各分野の最近の知見について発表・講演を行う。
 環境庁では、地球環境に関心をもつ多くの方々の参加を呼びかけている。
1.開催趣旨
環境庁では平成2年度より推進費を計上し、関係省庁の国立試験研究機関など、広範な分野の研究機関、研究者の連携協力の下に、地球環境研究を学際的、国際的な観点から総合的に推進している(平成12年度予算額26.5億円)。これまで推進費による地球環境研究では、地球環境に関する現象の解明等に関し、多くの科学的知見を蓄積しつつある。
環境庁は、これらの研究成果を一般に広く公開することを目的として、平成10年度から毎年、公開シンポジウムを開催しているが、本年度は、「海洋汚染を考える」及び「生物多様性の保全を考える」をテーマに、推進費により得られた研究成果、関連する最近の知見について研究者による発表を行うとともに、これに関連して各分野の第一線で活躍中の研究者による総括的なコメント、最新の話題提供等を行う。
環境庁では、地球環境に関心を持つ多くの方々の参加を呼びかけている。

2.主催者  環境庁

3.開催期日及び場所
開催期日平成12年10月3日(火) 10時~17時30分
開催場所国際連合大学
(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
(JR渋谷駅徒歩12分、地下鉄表参道駅B4出口徒歩8分)

4.参加申し込み等
参加費無料
参加をご希望の方は、9月28日までに、以下に申し込んで下さい。
<申し込み先>(社)国際環境研究協会担当:広本、川端
FAX:03-3432-3778(TEL:03-3432-1844)
E-mail:sympo@airies.or.jp
ホームページ:www.airies.or.jp/suisinhi/

5.プログラムの概要(詳細については、別添プログラムを参照)
推進費により得られた研究成果発表
1)「海洋汚染を考える」セッション
 推進費において関連テーマの研究を実施している研究者4人が、それぞれの分野について発表(各20分間)した後、コメンテーターが総括的なコメント(20分間)を行い、その後、質疑応答。
2)「生物多様性の保全を考える」セッション
 推進費において関連テーマの研究を実施している研究者4人が、それぞれの分野について発表(各20分間)した後、コメンテーターが総括的なコメント(20分間)を行い、その後、質疑応答。
招待講演
1)「海洋汚染を考える」セッション

角皆 静男(北海道大学大学院地球環境科学研究科教授)
 テーマ「海は徐々に変わるか、それとも突然変わるのだろうか?」

2)「生物多様性の保全を考える」セッション

鷲谷 いづみ(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
 テーマ「保全生態学からのコメント」

特別講演   『生物多様性から地球環境を考える』
大島 康行氏((財)自然環境研究センター理事長)

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課研究調査室
室 長 : 木村 祐二(内線6743)
 補 佐 : 村井 悟  (内線6746)
 担 当 : 小林 郁雄(内線6747)