報道発表資料

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2000年07月31日

第9回環日本海環境協力会議(The 9th Northeast Asian Conference on Environmental Cooperation)の結果について

第9回環日本海環境協力会議(The 9th Northeast Asian Conference on Environmental Cooperation) が7月26日(水)から28日(金)までの3日間、モンゴル国ウランバートル市で開催された(初のモンゴル開催)。
 本会議は、日本、中国、韓国、モンゴル及びロシアの5カ国が北東アジアの環境問題に関する情報交換及び政策対話を行う場として、平成4年(1992)度の第1回以来毎年開催されているもので、今回は、4つの議題について議論が行われた。
本会議の目的と特徴
 本会議は、北東アジア地域における環境問題に関して、幅広い情報交換と率直な政策対話を行うことを通じて、同地域における環境協力の在り方についての議論を深めることを目的としている。各国政府に加え、地方自治体、研究機関、国際機関、NGOなど多様な主体から関係者が一堂に会し、様々なテーマに関して活発な議論が行われることに特徴がある。

 

主催
モンゴル自然環境省

 

会場
チンギスハーン・ホテル(ウランバートル)

 

参加者
中国、韓国、モンゴル、ロシア及び日本の中央政府、地方自治体の環境保全担当機関及び研究機関の専門家等37名(日本からは12名参加)
UNEP(国連環境計画)、UNDP(国連開発計画)及びESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)の代表3名
NGOの代表3団体3名

 

日程及び議題
7月26日(水)
開会式
各国代表団及び国際機関の代表者による基調講演
分科会1 「森林保護及び植林」
分科会2 「水質汚濁と浄化」

7月27日(木)
分科会3 「特別保護区ネットワークの拡大と保護区管理の改善」
分科会4 「北東アジアの環境協力のレビューと将来像」

7月28日(金)
議長サマリーの採択
次回開催地の決定
閉会式

 

各分科会での議論の概要については以下の通り。
 第1~3分科会では、それぞれのテーマについて共通に取り組むべき課題が話し合われた。
 第4分科会では、1)次回の会合に向けて、環日本海環境協力会議(NEAC)の新しい枠組(directions, principles)を策定すること、2)その際、北東アジアの他の枠組との連携の必要性を考慮すること、3)また、現在の、地方自治体、NGO、研究機関などの幅広い主体の参画の枠組を維持すること、などについて共通の認識が得られた。

 

本会議は、別添の議長総括を採択して終了した。

 

次回会合は、来年10月、韓国・仁川市(Inchon)で開催されることが決定した。

 

過去の環日本海環境協力会合の概要については、以下のページを参照してください
https://www.env.go.jp/earth/coop/coop/policydialog_j.html#c
https://www.env.go.jp/earth/coop/coop/は国際環境協力のページです )

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課環境協力室
室    長 :田口 博之(内線6742)
 室長補佐 :大村 卓  (内線6744)
 担    当 :清野 達男(内線6756)
          :岩谷 智子(内線6745)