報道発表資料
環境省では、平成8年度から水俣病経験の普及啓発セミナーを実施しています。
本年度は、平成24年2月26日(日)に、東京都内において「水俣病の経験を超えて~若い世代の挑戦」をテーマとした国内セミナーを開催します。
また、平成24年2月13日(月)~17日(金)に、熊本県水俣市において開発途上国等の行政担当者を対象とする、海外行政担当者招へい研修を開催します。
- 1 経緯等
- 水俣病問題に関しては、平成7年12月に閣議決定された内閣総理大臣談話において、当時の村山総理が「水俣病の悲劇を教訓として謙虚に学び、世界の国々に対し、我が国の経験や技術を活かして積極的な協力を行うなど国際的な貢献をしてまいる所存。」と表明し、また、平成18年4月に発表された「水俣病公式確認50年に当たっての内閣総理大臣の談話」においても、「水俣病の経験を内外に広く伝え続ける」旨述べられています。
- このことから、環境省では、開発途上国を中心に水俣病の経験から得た教訓を伝えるため、平成8年度から平成14年度にかけてインドネシア、フィリピン、タイ、中国、ベトナムにおいて「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催しました。また、平成15年度からは、次世代に水俣病問題及びその経験から得られた教訓などを伝えるため、国内においてセミナーを開催し、教職員や学生等を対象に学校教育における実践例などを紹介するとともに、開発途上国等の行政官を日本に招聘し、水俣病経験を伝えるための普及啓発セミナーを行ってきました。
- 本年度は、公害問題の原点、日本の環境行政の原点ともなった水俣病について正確な知識と情報を次世代に伝えるとともに、発生地域における地域再生(まちづくり・地域起こし)の取組を紹介する国内セミナーを開催します。また、水銀による環境汚染等の問題を抱える東・東南アジアの国々を中心に、環境行政担当者等を水俣地域に招聘し、直接、水俣病の教訓に触れ、公害の未然防止の重要性や日本の環境行政の現在の姿を伝えることで、各国における具体的な環境保全施策に役立ててもらうための海外行政担当者招へい研修を行います。
- 2 国内セミナーの概要
- 日時 平成24年2月26日(日)13:00~16:30
- 場所 東京ウィメンズプラザホール
- (東京都渋谷区神宮5-53-67)
- http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
- 主催 環境省
- 運営 (財)水と緑の惑星保全機構
- 参加対象者 環境問題、地域再生に関心のある一般の方、教育関係者、
- 環境・教育を学ぶ学生、自治体、企業
- 内容 別紙1のとおり
- 募集人数 150名
- 参加費 無料(事前申込制)
- 参加申込み先・問い合わせ
- (財)水と緑の惑星保全機構
- URL : http://mizumidori.jp/minamata/
- E-mail: minamata2012@mizumidori.jp
- TEL : 03-5468-8405
- FAX : 03-5468-8406
- 担当 :島田、二重作
- 3 海外行政担当者招へい研修の概要
- 期日 平成24年2月13日(月)~2月17日(金)
- 場所 熊本県水俣市(※最終日に福岡県北九州市へ移動)
- 主催 環境省
- 運営 (財)水と緑の惑星保全機構
- 参加予定者 ブラジル、中国、インドネシア、韓国、モンゴル、
- フィリピン、タイ、ベトナムの8カ国の環境行政担当者
- 内容 別紙2のとおり
- ※取材について
- 取材に当たっては、自社腕章を必ず着用していただくとともに、担当者の指示に従って下さい。
- 取材を希望される報道関係の方は、氏名・社名・電話番号、FAX番号を記入の上、2月9日(木)17:00までに下記担当者宛てに事前登録をお願いします。
- 【取材関係連絡先】
- 環境省総合環境政策局環境保健部企画課特殊疾病対策室
- 担当:下前、藤本、矢野
- TEL :03-3581-3351(内線6331又は6338)
- 03-5521-8257(直通)
- FAX :03-3580-2963
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課特殊疾病対策室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8257)
室長 :桐生 康生(内線6330)
室長補佐:今井 正之(内線6331)
担当 :下前 雅義(内線6331)