報道発表資料
環境省では、モニタリング調整会議において決定された総合モニタリング計画に基づき、継続的に水環境(公共用水域(河川・湖沼、水源地、沿岸)等)の放射性物質モニタリングを実施しているところです。
今般、栃木県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの10月5日~24日採取分について、取りまとめましたので測定結果(速報)を公表します(宮城県内の10月3日~11月7日採取分についても同時公表。)。
※福島県内の9月15日~10月14日採取分については11月15日に、茨城県内の8月30日~10月8日採取分については12月2日に公表済み。
1.調査概要
(1)調査地点
栃木県内の公共用水域における環境基準点等115地点
(河川:107地点、湖沼:8地点)
(2)調査内容
- ・
- 水質及び底質の放射性物質濃度(放射性ヨウ素(ヨウ素131)、放射性セシウム(セシウム134、セシウム137))の測定
- ・
- 水質及び底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率の測定
2.結果概要
(1)水質
・放射性ヨウ素(ヨウ素131)
全地点において不検出(検出下限値:1Bq/L)
・放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)
(河川)1地点において検出(セシウム134:不検出、セシウム137:1Bq/L)
(湖沼)全地点において不検出(検出下限値:1Bq/L)
- ※
- 「原子力施設等の防災対策について(原子力安全委員会)」飲食物の摂取制限に関する指標(飲料水)
放射性ヨウ素(ヨウ素131):300Bq/kg以上
放射性セシウム(セシウム134、セシウム137合計):200Bq/kg以上
(2)底質
・放射性ヨウ素(ヨウ素131)
全地点において不検出(検出下限値:30Bq/kg(乾泥))
・放射性セシウム
(河川)
セシウム134: 不検出 ~ 2,200Bq/ kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/ kg(乾泥))
セシウム137: 不検出 ~ 2,700Bq/ kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/ kg(乾泥))
(湖沼)
セシウム134: 不検出 ~ 1,900Bq/ kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/ kg(乾泥))
セシウム137: 不検出 ~ 2,500Bq/ kg(乾泥)(検出下限値:10Bq/ kg(乾泥))
(3)周辺環境
・放射性ヨウ素(ヨウ素131)
全地点において不検出(検出下限値:30Bq/kg(乾))
・放射性セシウム
(河川)
セシウム134: 不検出~ 7,600Bq/ kg(検出下限値:10Bq/ kg(乾))
セシウム137: 11 ~ 9,400Bq/ kg(乾)
(湖沼)
セシウム134: 110 ~ 1,500Bq/ kg(乾)
セシウム137: 150 ~ 1,900Bq/ kg(乾)
・空間線量
(河川) 0.05 ~ 1.05μSv/h
(湖沼) 0.09 ~ 0.74μSv/h
(詳細別紙)
(地図別添)
今後の予定
今後、福島県、宮城県、山形県(一部)、岩手県(一部)、茨城県、栃木県、群馬県及び千葉県(一部)において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川、湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施することとしています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課
直通 :03-5521-8316
代表 :03-3581-3351
課長 :吉田 延雄(内線6610)
課長補佐:古田 哲央(内線6614)
担当 :長谷 拓明(内線6628)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成23年12月2日
- 茨城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について
- 平成23年11月15日
- 福島県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果について
- 平成23年8月1日
- 福島県内の公共用水域の水質測定モニタリング調査における放射性物質濃度の測定結果(速報)について