報道発表資料
- 環境省では、平成20年2月にとりまとめた「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」に基づき、平成20年度よりカーボン・オフセットの信頼性確保のためのガイドラインや基準等の整備を行うとともに、カーボン・オフセットモデル事業を実施してまいりました。
- 今年度は、過去開催いたしましたカーボン・オフセットモデル事業の取組を全国に広げ、主に地方都市における適切なカーボン・オフセットの取組の更なる普及促進を図ることを目的とし、地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業を募集いたします。
- 今般ご案内した地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業について、10月3日より10月31日までに応募のあった案件の中から5件を採択しましたので、お知らせいたします。
- また、本事業は、第3次公募として11月30日(水)まで第3次公募を行っていますので、合わせてお知らせいたします。
1.第2次公募の採択結果について
(1)採択結果
[1]東日本地域
申請者名 | 概要 |
---|---|
ワークス・ギルド・ジャパン株式会社 【秋田県】 |
辞書型サイズのタブレット用スピーカー(音響装置)であるDictionary Hornの製造工程における燃料及び電気の使用量を大館北秋田森林組合によって創出されたJ-VERによってカーボン・オフセットする取組。 Dictionary Hornは原材料に秋田県の木材を中心とする県産材・国産材が使用され、製品使用時には電力を使用しない環境に優しい木製玩具であり、更なる環境配慮の取組としてカーボン・オフセットを活用。秋田県地域の材木業の活性化と製品を購入した消費者への環境啓発を目指す。 |
[2]中日本地域
申請者名 | 概要 |
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 【東京都】 |
HPを閲覧しアンケートに回答した消費者に先着でプレゼントする、釜石市の間伐材を使用したオリジナル木製フォトフレームの原料調達から廃棄までにかかるCO2排出量を、岩手県釜石市の森林整備プロジェクトから生まれたJ-VERでカーボン・オフセットする取組。 「被災地オフセット・クレジット(J-VER)の活用による復興支援協議会」の取組に賛同し、被災地の経済支援とJ-VERの活用による温暖化対策の双方を促進していくことを目指す。 |
横浜市資源リサイクル事業協同組合 【神奈川県】 |
横浜市内の小学生を対象に環境問題について絵日記を描いてもらい、小学校の頃から環境問題を家族で考えることにより、子どもたちに正しい環境知識を持ち、「新しい環境意識」を育んでいく取組である「環境絵日記」に2011年度応募された作品1つにつき、1kg-CO2をカーボン・オフセットする取組(本年度は18,690作品)。 岩手県釜石市の森林整備プロジェクトから生まれたJ-VERを活用し、環境教育の推進と被災地支援の両立を目指す。 |
[3]西日本地域
申請者名 | 概要 |
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財団法人大阪府みどり公社 【大阪府】 |
大阪府内で創出されているJ-VERを活用し、自然・歴史・文化などの豊富な資源をもつ生駒山系の魅力をスタンプラリーなどの様々なイベントを通して自然学習を楽しみながら行うお祭りである「いこ・ま・こい祭」の参加者の日常生活に伴うCO2排出量の一部をカーボン・オフセットする取組。 生駒山系(大阪・奈良)の自然に触れ合い自然環境保護への意識向上を図るとともに、地球温暖化防止対策の1つであるカーボン・オフセットの啓蒙及び認知を行い、カーボン・オフセットの更なる発展への寄与を目指す。 |
公益財団法人日本センチュリー交響楽団 【大阪府】 |
大阪府内で創出されているJ-VERを活用し、大阪府内で開催されるセンチュリー四季コンサート2012の来場者の日常生活に伴うCO2排出量の一部をカーボン・オフセットする取組。 クラシックコンサートでのカーボン・オフセットの活用という新しい取組を実施するとともに、コンサートを通じてカーボン・オフセットの啓蒙及び認知を行い、カーボン・オフセットの更なる発展への寄与を目指す。 |
2.第3次公募の実施について
(1)募集対象
応募事業者には、カーボン・オフセットの取組に関する事業計画を提案していただきます。
対象となる地方発カーボン・オフセットの取組は、「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準」の第1章2.(2)認証区分にある市場流通型の以下の取組となります。
- ・
- 商品使用・サービス利用オフセット
- ・
- 会議・イベント開催オフセット
- ・
- 自己活動オフセット
- ・
- 自己活動オフセット支援
- ※
- 気候変動対策認証センター(社団法人海外環境協力センター内)によるカーボン・オフセット認証制度に基づき、認証取得の申請を行っていただきます。また、平成24年2月末までにカーボン・オフセット認証ラベル取得が可能であることを条件とします。
(2)支援内容
採択された事業者に対して、カーボン・オフセットプロバイダーが150万円(税抜)/件を上限に下記の支援業務を実施します。
- [1]
- カーボン・オフセットの企画に対するアドバイス
- [2]
- 温室効果ガス排出量算定・オフセット認証費用支援
- [3]
- 情報提供ツール作成支援(プレスリリース、WEBサイト、CSR報告書等での紹介方法)
(3)応募資格
民間企業、民間法人、特定非営利活動法人(NPO)、地方公共団体等
(4)募集期間
本事業は、以下の通り公募を行い、審査を行ったうえで採択結果を公表する予定です。
先般、第2次公募を行いましたが、公募締切の段階で予定の採択件数に達しない見込みのため、さらに第3次の公募を実施します。これまで地区別に区分けし公募・採択を行っておりましたが、第3次募集は地区を問わず、事業の募集をいたします。なお、第3次公募の採択予定件数は3件程度を想定しております。
第3次 平成23年11月7日(月)~平成23年11月30日(水)17:00まで
(5)応募方法
別添の応募様式(資料1)に必要事項をご記入の上、以下の提出先に電子メールで送信してください(なお、電子メールが利用できない場合は郵送も可)。
なお、本事業は環境省の委託を受け三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が担当しております。
提出・お問い合わせ先
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC)
環境・エネルギー部(担当:竹田)※郵送する場合の宛先
「平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業係」
〒105-8501 東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー
TEL:03-6733-3400 E-mail:offset@murc.jp
(6)募集詳細
別紙実施要領(資料2)を御参照下さい。
(7)参考
カーボン・オフセットに関する関連情報については、以下のホームページに掲載しています。
- ○
- 環境省
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html - ○
- カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)
http://www.j-cof.go.jp/index.html - ○
- 気候変動対策認証センター(CCCCJ)
http://www.4cj.org/label/index.html - ○
- カーボン・オフセット推進ネットワーク(CO-Net)
http://www.carbonoffset-network.jp/
添付資料
- 資料1:平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業 応募書類 [DOC 62 KB]
- 資料2:平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業 実施要領 [PDF 22 KB]
- 資料3:平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業概要 [PDF 160 KB]
- 参考資料1:【ワークス・ギルド・ジャパン】事業概要紹介 [PDF 78 KB]
- 参考資料2:【キヤノンマーケティングジャパン】事業概要紹介 [PDF 9 KB]
- 参考資料3:【横浜市資源リサイクル事業協同組合】事業概要紹介 [PDF 22 KB]
- 参考資料4:【財団法人大阪府みどり公社】事業概要紹介 [PDF 28 KB]
- 参考資料5:【公益財団法人日本センチュリー交響楽団】事業概要紹介 [PDF 23 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8246
室長 :上田 康治(内線6737)
室長補佐:三好 一樹(内線6785)
担当 :下山 然 (内線6781)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成23年11月7日
- 平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援第3次募集の実施について(お知らせ)
- 平成23年10月13日
- 平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援第1次募集にかかる採択結果及び第2次募集の実施について(お知らせ)
- 平成23年8月29日
- 平成23年度地方発カーボン・オフセット認証取得支援事業の募集開始について(お知らせ)