報道発表資料

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1998年04月08日

京都議定書の周知のためのポスターの発行について

京都議定書に定められた温室効果ガスの厳しい排出削減目標の達成を図るには、今日の段階から対策を強化していくことが必要であり、その基礎となるのは、対策の必要性等に関する国民各界各層の理解と支持である。
 このため、環境庁は、京都議定書の趣旨・内容や取るべき対策などに関し様々な普及啓発活動を展開していくこととしているが、その一環として、著名芸術家による、永く掲示してもらえるようなポスターをシリーズ(「京都議定書と私たちの挑戦」が統一テーマ)で発行していくこととした。
 その第一号として、矢吹申彦氏(注)の絵を使用したポスターを作成し、広く全国に配布することとした。
1.今回の絵のテーマ
 地球の温暖化とは、子孫も享受すべき環境の恵みを、親の世代が奪うものであることを、ノスタルジックな雰囲気で訴えたもの。

2.発行枚数、配布の予定
 7000枚を作成し、全国の都道府県・政令指定都市に配布する。一般の入手希望者には、環境庁地球環境部または居住地の都道府県・政令指定都市の環境部局で差し上げる。(ただし、郵送を希望される場合は、ポスターの大きさに(B2版)に見合うケースを返信切手付きで郵送されたい。)

3.今後の予定
 地球温暖化対策を訴える全国各地でのシンポジウムなどの機会に、著名芸術家によるポスターを引き続き作成し、配布する予定。


(注)矢吹申彦(やぶきのぶひこ)氏のプロフィール
 1944年、東京に生まれる。桑沢デザイン研究所に2年間在籍後、1967年、フリーランスのデザイナー、イラストレーターとなる。1971年「100%STUDIOS展」。1975年「原画展」から1997年「少年少女展」まで個展12回。著作に「矢吹申彦風景図鑑」、俳画帖「颱風の眼の中に居る海坊主」他、絵本、随筆集がある。東京イラストレーターズ・ソサエティ、東京俳句倶楽部会員。桑沢デザイン研究所講師。
連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課    長 :小林 光  (6740)
 課長補佐 :坂本 文雄(6758)
 担    当 :佐藤 さえ (6738)