報道発表資料

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2011年11月18日
  • 水・土壌

被災地の地下水質のモニタリング調査における有害物質濃度の測定結果(第4報)について

 環境省では、東日本大震災を受け、6月から7月にかけて被災地の地下水について緊急的に有害物質の水質モニタリング調査を実施しましたが、このうち、地下水環境基準値を上回った井戸について、周辺の井戸を含めて追加調査を実施しました。
 今回、分析が終了した、宮城県及び福島県内の追加調査の地下水質測定結果を第4報として公表します(採水日:10月7日)。

結果概要

(1)宮城県

 前回調査で地下水環境基準を上回った井戸1地点及びその周辺井戸4地点の全5地点において、1項目(鉛)を調査し、地下水環境基準値以下でした。(詳細別紙1)

(2)福島県

 前回調査で地下水環境基準を上回った井戸及びそれらの周辺井戸の全12地点において、9項目(鉛、ひ素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素等)を調査し、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素について3地点(測定値11mg/L、16mg/L、17mg/L(基準値10mg/L以下))で、地下水環境基準値を上回る値が見られましたが、他の地点及び他の項目では、地下水環境基準値以下でした。(詳細別紙2)

これまでの対応と今後の予定

 宮城県、福島県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、地下水環境基準値を上回った地点については、福島県等において直ちに井戸の所有者に対し、飲用指導等を行いました。今後、福島県等において継続的に地下水質のモニタリングを実施し、監視を行っていく予定です。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室
直通:03-5521-8309
代表:03-3581-3351
室長  :宇仁菅 伸介(内線6670)
室長補佐:松田 和久 (内線6671)
室長補佐:柳田 貴広 (内線6672)

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