報道発表資料
平成12年7月31日~8月4日、フィリピンのマニラにおいて、東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第3回暫定科学諮問グループ(ISAG)会合及び第5回政府間作業グループ(WG)会合が開催された。
ISAG会合では、平成10年からの2年間のネットワーク試行稼働におけるモニタリングの状況報告書が採択された。同報告書は、本年10月の第2回政府間会合での承認を経て、一般に公表される予定である。
WG会合では、ネットワークの本格稼働について議論する第2回政府間会合を、本年10月25・26日、新潟で開催することが合意された。また、第2回政府間会合における議論に向け、本格稼働についての共同声明案、事務局及びネットワークセンターの指定等について議論が行われた。
ISAG会合では、平成10年からの2年間のネットワーク試行稼働におけるモニタリングの状況報告書が採択された。同報告書は、本年10月の第2回政府間会合での承認を経て、一般に公表される予定である。
WG会合では、ネットワークの本格稼働について議論する第2回政府間会合を、本年10月25・26日、新潟で開催することが合意された。また、第2回政府間会合における議論に向け、本格稼働についての共同声明案、事務局及びネットワークセンターの指定等について議論が行われた。
1. 会合の概要
平成12年7月31日・8月1日第3回暫定科学諮問グループ会合 | ||
9ヶ国の暫定科学諮問グループメンバー及び国際機関等の専門家が参加 | ||
平成12年8月2~4日第5回政府間作業グループ会合 | ||
9ヶ国の政府機関におけるネットワーク政策担当官及び国際機関の専門家が参加 | ||
場所: | フィリピン・マニラ市内デュシット・ホテル・ニッコー |
2. 暫定科学諮問グループ会合の結果
各国から提出されたモニタリングデータを踏まえ、「ネットワーク試行稼働におけるモニタリング状況報告書-その結果、課題及び克服の方向」と題する報告書について議論され、採択された。同報告書には、モニタリングデータの集計結果、データの評価、データの精度管理等に係る今後の課題等について記述されている。同報告書は、本年10月に開催される第2回政府間会合での承認を経て、一般に公表される予定である。
このほか、試行稼働の評価、平成13年の事業計画等について、技術的観点から議論が行われた。
3. 政府間作業グループ会合の結果
(1) | ISAG会合の結果報告 | |
試行稼働のモニタリング報告書等、ISAG会合の成果について報告され、WGとして承認された。 | ||
(2) | 第2回政府間会合の開催計画及び議題 | |
第2回政府間会合及びその準備のための第6回政府間作業グループ会合を、以下により開催することが決定された。 | ||
平成12年10月23日(月)・24日(火) 第6回作業グループ会合 平成12年10月25日(水)・26日(木) 第2回政府間会合 場所 両会合とも新潟市 | ||
(3) | ネットワーク本格稼動のための文書の検討 | |
ネットワーク本格稼働の開始のため、第2回政府間会合で採択すべき共同声明案等について議論が行われた。 | ||
(4) | 事務局・ネットワークセンター指定についての検討 | |
本格稼働における事務局については、既存の国際機関を事務局に指定する方向で、国連環境計画(UNEP)又は国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)を候補として、議論が行われた。 ネットワークセンターについては、参加国からの誘致提案が募集されていたが、提出したのは我が国のみであり、新潟に設置された酸性雨研究センターを試行稼働段階に引き続きネットワークセンターに指定するとの我が国提案をベースに、第2回政府間会合で議論することとされた。 | ||
(5) | 平成13年の活動計画及び予算の検討 | |
平成13年のネットワークの活動計画及び予算案について議論された。第2回政府間会合において引き続き議論される。 |
- 連絡先
- 環境庁大気保全局大気規制課
課 長 : 仁井 正夫(内線6530)
課長補佐 : 戸田 英作(内線6548)
係 長 : 大橋 孝生(内線6539)
現地事務局 仁井、戸田、遠藤
(001-63-2-867-3333 内線3943)