報道発表資料
「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(SAICM)の推進のため、11月15~18日にベオグラード(セルビア)において「国際化学物質管理会議(ICCM)に関する公開作業部会(OEWG)第1回会合」が開催されます。
また、本会合に先立ち、有機フッ素化合物(ペルフルオロ化合物(PFC))、内分泌かく乱物質等に関するテクニカルブリーフィング、アジア太平洋地域会合を含む各地域会合等も開催される予定です。
1.背景
2006年2月で開催された第1回国際化学物質管理会議(ICCM)において、「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(Strategic Approach to International Chemicals Management;SAICM)が策定されました。
SAICMは、2002年のヨハネスブルグサミット(WSSD)で採択された「2020年までに化学物質が健康や環境への著しい影響を最小とする方法で生産・使用されるようにする」ことを目標として、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、予防的アプローチ、有害化学物質に関する情報の収集と提供、各国における化学物質管理体制の整備、途上国に対する技術協力の推進等の分野での戦略と行動計画を定めたものです。
SAICMについては、ICCMを開催して定期的にその進捗状況をレビューすることとされていますが、平成21年5月に開催された第2回ICCMにおいて、第3回ICCM(平成24年に開催予定)までの間に公開作業部会(OEWG)においてSAICMのフォローアップを行うこととされたことを受け、第3回ICCMの準備のために今般の会合が開催されることになったものです。
2.会議及び関連会合の概要
(1)会議の開催期間等
- ・開催期間:
- 平成23年11月15日(火)~11月18日(金)
- ・開催場所:
- ベオグラード(セルビア)
- ・出席者:
- 各国政府代表、関係国際機関、産業界、非政府機関等
我が国からは、早水輝好 環境省環境安全課長等が出席予定
(2)主な議題
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- 2009年から2011年までのSAICM関連活動の概観
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- SAICMの実施
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- SAICMの実施、レビュー及びアップデートに関する評価とガイダンス
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- 実施のための資金及び技術
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- 新規の課題(塗料中鉛、製品中化学物質、電気電子製品のライフサイクルにおける有害物質、ナノ技術及び工業用ナノ材料等)及び更なる新規の課題
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- 保健分野における戦略
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- 国連持続可能な開発会議に向けた準備
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- 2013年から2015年までの事務局による活動と予算
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- 第3回ICCMに向けた準備 等
(3)会議文書等
議題、会議文書等は以下のウェブサイトから入手可能です。
http://www.saicm.org/index.php?content=meeting&mid=124&def=4&menuid=
3.その他
今回の地域会合に先立ち、11月14日(月)にペルフルオロ化合物(PFC)、内分泌かく乱物質等に関するテクニカルブリーフィング、アジア太平洋地域会合を含む各地域会合等が開催される予定です。
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
直通:03-5521-8260
代表:03-3581-3351
課長:早水 輝好(内線 6350)
課長補佐:福島 健彦(内線 6353)
担当:森谷 直子(内線 6356)