報道発表資料

この記事を印刷
2000年09月22日

第4回「尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会」の開催について

近年、日光国立公園の尾瀬地区において、野生シカの採食等による植生への影響が深刻化しており、尾瀬湿原及び周辺部の自然植生の破壊が懸念されている。そこで、環境庁では、野生シカの管理対策及び自然植生の保護方策について検討を行っているところであるが、その検討調査の委託先((財)自然環境研究センター)に設置された「尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会」の第4回検討会が平成12年9月26日(火)に福島市で開催される。
1.概要
 尾瀬等に生息する野生シカの生息状況調査等を踏まえ、シカ対策及び自然植生の保護方策を検討することを目的として環境庁が実施している「日光国立公園尾瀬周辺シカ対策に関する検討調査」の一環として、その委託先である(財)自然環境研究センターにおいて設置されている「尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会」の第4回検討会が次のとおり開催される。
 なお、検討会の設置は、平成11年度及び12年度の2ヶ年。検討会は平成11年度に2回開催、平成12年度は5月26日に前橋市において開催された。これまでの検討では、尾瀬のシカについて、当面は尾瀬の現在の植生を守るとの観点から、関係機関・団体が連携して人為的に排除するとの基本方針が決定され、その具体的な方法等について議論されてきた。最終回となる本検討会ではシカの具体的な排除方法を含め尾瀬地区における適切なシカ管理方策を決定する予定。

2.検討会の構成
 別紙のとおり

3.開催日時・会場
 日時  平成12年9月26日(火) 午後2時~午後4時
 会場  福島市太田町13-73 「福島ビューホテル」
*検討会の公開  報道関係者の傍聴可

4.第4回検討会の検討事項
・経過報告
・各県報告
・尾瀬地区におけるシカ管理方策
・その他


別紙

尾瀬地区におけるシカ管理方策検討会の構成(敬称略)

○学識経験者
大島 康行((財)自然環境研究センター理事長)
樫村 利道(福島大学名誉教授)
菊地 慶四郎(群馬県尾瀬保護専門委員)
木村 吉幸(福島大学教授)
小金澤 正昭(宇都宮大学教授)
谷本 丈夫(宇都宮大学教授)
内藤 俊彦(東北大学助手)
吉田 正人((財)日本自然保護協会保護部長)
○地元関係者
佐藤 完治(財)尾瀬保護財団事務局長
坂本 隆東京電力(株)用地部水利・電源用地グループマネージャー兼環境担当課長
角田 勇尾瀬山小屋組合長
尾瀬林業(株)戸倉支社長
○関係行政機関
狩野 誠関東森林管理局計画課長
西塔 紀夫北関東地区自然保護事務所長
落合 良二福島県環境政策課長
星 本文福島県文化課長
井上 和夫群馬県自然環境課長
石井 英雄群馬県文化財保護課長
大山 征也新潟県環境企画課長
伊藤 善允新潟県文化行政課長
船橋 政従栃木県自然環境課長
星 勝夫福島県檜枝岐村長
梅沢 羊太群馬県片品村長
佐藤 孝雄新潟県湯之谷村長
連絡先
環境庁自然保護局国立公園課
課    長 :田部 和博 (内6440)
 課長補佐 :徳丸 久衛 (内6442)
 係    長 :藤森 貞明 (内6448)

環境庁自然保護局北関東地区自然保護事務所
所        長 :西塔 紀夫
 湿原生態管理官 :上野 紀代子
 電    話 0288-54-1076